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法人情報の管理

元々、会社には商業登記法に基づく会社法人等番号(12桁)という番号が割り振られていたが、その番号の前に1桁の番号が加えられた13桁の番号が法人番号として通知された。但し、個人マイナンバーとは違って カードは配らないらしい。

法人番号公表サイト

国税庁が運営している 法人番号公表サイト というものがある。法人番号会社の名称会社の所在地 の3つのセットがインターネットで公開されている。そのどれか一つからでも検索する事が出来る。即ち、会社名が分かれば、その住所は誰でも簡単に知ることが出来る。

個人情報とは逆に法人情報が大いに公開されるのは、商取引の安全性の為に必要な事らしい。しかし、自宅を会社の登記に使っている我が社のような場合は 個人の住所まで知られてしまうので良くない。だからブログでは我が社の会社名は明かさないことに決めた。

登記事項は誰でも知ることが出来る

勿論、これまでも登記情報は公開されていて、誰でも知ることが可能だったが、入手するには手数料がかかる。登記事項は上記の他、資本金、会社の目的、代表社員の名前と住所、などがある。従って、個人の住所とは別の事務所を借りて、そこを法人の住所として登記したとしても、法人代表者の個人情報は公開される

商工リサーチという会社がこの情報をデータベース化して売っている。その会社は我が社の社名と住所を調べたらしい。前の住所の時に我が社にも詳細データを返送するように依頼する書面を寄こした。

私は、迂闊にも、電話番号も書いて返送してしまい、後日、自宅(兼会社)にセールスの電話が時々掛かってきた。そして、またその会社から最新のデータを返送するように依頼する書面が届いた時に、我が社のデータを載せないように頼んだ。

それに懲りて、少なくとも電話番号は秘密(登記事項では無いから)にしようと思った。今の住所に越してきて、やはりセールスの電話が会社宛に掛かってきた。どの様にしてこの電話番号を知ったのか聞いてみたが、既に会社情報のデータベースに載っているらしい。我が社の新しい電話番号を知っているのは役所関係とアスクル位しかないはずだが、何処から漏れたのかは不明。

事業するなら独自ドメインは必要

住所と言えば、現代はサイバー空間の住所…アドレス…の方が重要だ。最近は、殆どの場合は検索で目的のページに辿り着けるから、URLを直接打ち込む必要性は減った…と思うのは間違いである。無名なサイトは検索には引っかからない。自社のページに辿り着いて貰うには、URLを知って貰い、それをアドレスバーに入力して貰うしかない。

そうすると、Google等のネット企業のドメインの下に自社のアドレスを作るよりも、簡素で覚えやすい独自ドメインを取得した方が入力すべき文字は短く出来る。と言うよりも寧ろ、そういうドメインを確保した上で、それを社名にするのが(事業をする気なら)正しいかも知れない。

そして、この独自ドメインの連絡先情報もまたネット上に公開(whois検索)されている。但し、ドメインの取得者が自分の情報を公開したくない場合には、ドメイン登録業者の情報を代理として公開出来る場合がある。
数あるドメインの種類の中で選ぶべきは .com と .jp だと思う。この2つのドメインで希望するアドレスが先に取られているからと言って別のドメインで妥協したら、それは先にアドレスを取ったものの偽物になってしまう。…あくまで独断だが。

商標登録について

会社名は商号と言い、商業登記されている。ところが、会社名を商品名に使おうとした場合は、それは商号ではなく商標になる。その商標が他者に商標登録されていると、もはや自由に使うことが出来なくなる。

しかし、商標登録は言葉の独占では無い。商品名・サービス名についてのみ、それも特定の商品分野についてのみ許される独占なのだ。(例えば、「アサヒ」という言葉に対してはビール、新聞、ガラス、靴、等の色んな分野について異なる会社が登録している。)

それに、同じ言葉でも、漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字、図案、等の表現の違いは別の登録になる。(但し、どれか一つを登録しておけば、他の表現は類似として保護の対象になる。)

そうすると、会社の名前は既に登録されている言葉を避けて決める(例えば、造語にする)べきであり、事業予定の商品・サービスについて商標登録するのが望ましい。但し、出願・登録・更新(10年毎)に費用が掛かる。そして、登録商標については権利者の名前と住所がネット上に公開(by特許庁…特許情報プラットフォーム)されている。

名刺に載せる情報

ネット上だけでなく、実社会でも活動をしようと名刺を作った。会社名と私の名前とメールアドレスとブログ名は載せたが、電話番号や住所は載せなかった。今や、それで十分だと思う。

そうすると、名刺から、何処の誰がこのブログを書いているのか分かり、その情報が広がっていく可能性もある訳だが、そうなっても仕方ないだろう。ブログの事を広く知ってもらいたい思いもあるし、誰が書いているかを知られて問題になるような事は絶対に書かないように日頃から心がけているはずだから。

ブログにも連絡先メール

あまり目立たないかも知れないが、このブログにも連絡先のメールを記載した。ヒント:下の方

電子証明書

ところで、自家用法人の運営においては電子申告などで電子証明書が必要になる。

法人の電子証明書もあるけど高い(最初の3ヶ月で2500円+3ヶ月毎1800円)ので、その代わりに、法人代表者の公的個人認証サービスの電子証明書を使っている。こちらは、マイナンバーカードに収められていて、無料でカードと電子証明書が手に入った。

但し、電子証明書には有効期限(発行の日から5回めの誕生日迄)があって、今後更新する時にも無料なのかどうかは分からない。…(初回の交付・発行手数料は無料、とだけ公表されている。)