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自家用法人

今の日本の社会では、働いていて当然の年齢の男性には所属先や肩書が必要らしい。社会的に引きこもって生きるのなら無くても構わないかも知れないが、家族がいればそうも行かない。

そんな人の為に所属先と肩書と定収入を与える事だけを目的とた法人を作ろうとしたら、どうすれば良いか考え、実践(2006年5月1日より)してきた。そして、それを自家用法人と呼ぶ事にした。

報酬を幾ら払うのか、或いは払わないのか、何歳迄払うのか、自家用法人なら全部自分で決められる。それを通じて、社会保険も自分に有利なように扱える。そうすれば、事業をする場合は勿論、事業を何もしなくとも、自家用法人を持つ積極的な意味も出て来る。

しかし、法人とは普通の人にはお薦めしない厄介なもの。そして、一旦始めたら簡単にはやめられないもの。事業を何もしなくとも、法を守って法人を存続させるのに必要な事務作業を全部一人でやろうと思ったら、ここに書いてある情報は残らず知っている必要があると思っている。

自家用法人を始めたいきさつ

リストラで前の会社を辞めて、暫くは無職だったが、肩書きと厚生年金狙いで自分の会社を持とうとしたいきさつ。

自家用法人のメリット・デメリット

実際に自家用法人を運営してみて分かった、法人を持つ事のメリットとデメリットをリストアップする。そして、デメリットをなるべく減らす工夫についても述べる。

自家用法人に必要な事務作業

設立時や移転(引っ越し)で必要な作業を除き、事業以外で法人として存続するのに必要な年間の事務作業(社会保険や税務の手続き等)にどのようなものがあるのかを纏めた。

自家用法人の移転手続き

自家用法人を同じ県内で移転した時のブログの記事。

資本金の決め方

自家用法人設立にあたって、資本金を幾らにするのかについて考える。

自家用法人の経理

経理事務を最小限にするための経理的工夫について紹介する。

現金主義の複式簿記

現金主義なら単式簿記という事では無い。会計の簡略化を図るには現金主義にすべき。これで、税法上問題が無いような運用を考える。

法令が要求する合同会社に必要な会計帳簿について、限界まで少なくする研究。
Googleスプレッドシートを使った複式簿記システムの紹介。2016年度の会計帳簿をサンプルとして説明する。実際に動くファイルを公開し、誰でもコピーして利用可能にする。

こぶり会計帳簿のカラクリ

こぶり会計帳簿の設計思想を説明し、正しく使えるようにする。更に、使っている関数を紹介し、利用者がこぶり会計帳簿をカスタマイズ出来るようにする。これを読めば表計算ソフトの関数に詳しくなるかも。

複式簿記について

コンピュータ時代に適した複式簿記の説明を考える。簿記の本質が理解出来るかも。

自家用法人の税務

自家用法人を運営する上での最難関は法人税の申告である。事業を営み、利益を上げている場合は税理士に任せるのが無難であろう。しかし、自家用法人なら申告も自分自身でやって、会社運営の全てを味わうべきだと思う。2016年度確定申告書類のサンプルを公表する。

個人事業主と自家用法人

個人事業主の所得税確定申告と法人確定申告の違いについて説明するとともに、両者の併用について考える。

法人は、給与支払者個人の所得税と住民税を徴収して納付する義務を負わされている上に、個人の税額さえも計算(年末調整)させられる。更に、報酬・料金を支払った弁護士、税理士、デザイナー(個人)等の所得税の徴収と支払調書の提出義務もある。

社会保険について

役員に役員報酬を出している場合は、厚生年金法と健康保険法のお世話になる。そして雇用者がいれば、労働契約法、労働基準法、労働安全衛生法、雇用保険法、労働者災害補償保険法、その他もろもろの法律(従業員がいないのでよく知らないが)に対応する必要がある。
税理士に頼らず法人を運営するのなら、必要な範囲で税理士並の知識が必要である。一方で、社会保険料は自身で計算する必要はなく、お上が賦課してきた額を大人しく支払うだけの事である。しかし、その額の決定要素を知っておくと税と社会保険料の合計額が最も低くなるよう自分で決められる部分も多いのである。

自家用法人に関連する法律

法人とは、会社法という法律によって作られた人格であり、法律とは切っても切れない関係にある。その設立と清算について調べる。

法人情報の管理

法人の情報は、取引の安全性の為に広く公開されている。その中で個人のプライバシーをどう守るかを考える。

自家用法人をノマド化する

自家用法人もシンプルに物は持たないようにしたい。そうすると資産管理のことは考えなくていい。また全ての手続きを電子化し、ネットで完結するようにすると、パソコンとインターネットさえあれば、世界中どこにいても会社を経営出来るようになる。