娘のスマホを修理する

娘のスマホが1月初めに壊れた。起動を繰り返すという症状だ。代わりにSIMカードが入るタブレット ZenPad 7.0 (Z370KL) をアマゾンで買って届け先を娘にして、しばらく貸してあげる事にした。

後日、娘が我が家に立ち寄った際に問題のスマホを受け取った。電話では良く分からなかったけど、電源スイッチがオンになったまま、が原因だろうと一目見てすぐに見当がついた。

しかし、たかがスイッチの故障だけど、もし修理となると基板の交換3万円也となって、それなら新しいスマホを買うかって話になるはず。尤も、以前に液晶と充電池の交換を自分でしているから、修理は断られるはずだし。修理出来ないなら、このスマホは捨てるしか無い。それなら、ダメ元で自分で修理してみよう。

今回の投稿はこの修理記録である。もし同じ症状の人が自分で修理する時の為になるべく詳細に書こうと思う。スマホはGoogle Nexus5で、Nexus5の分解に必要な工具は以前の修理で買って持っていた。

さて、分解して、問題のスイッチが表面実装の小さな部品である事が分かった。もしこれと同じスイッチが入手出来ればこれを交換するだけで修理完了なのだが、ネットで調べるものの見つからなかった。壊れたNexus5を手に入れて部品取りでもする他ない。

部品を手に入れるあてのないまま電源スイッチを外す。ハンダゴテで温めるだけで外せると思ったけど、コテの熱容量不足なのか外れない。結局、ニッパーを使って無理やりにはぎ取ったが、幸い基盤パターンは一部GNDらしい部分が剥がれただけでまだ何とかなりそうだ。

この状態で組み立ててUSBで給電すると、「起動を繰り返す」から「充電中」に変化した。やはり、「電源スイッチがオンになったまま」が故障の原因だった。

再度分解して、今度は電源スイッチの跡地からリード線を引き出す。


電線の芯線を取り出し極小のパッドにハンダ付け。その部分をエポキシ接着剤で覆って他の部分と電気的に接触しないように保護した。ハンダ付けは安全と排気の都合でキッチン台の上で。

スイッチの横にある金メッキの部分はシールドカバーと接触するようになっているので、接着剤がその部分に はみ出たら、固まってからカッターナイフ等で取り除いておく。

さて、この2本のリード線をスマホの外に引き出せるように組み立て、2本のリード線を接触させると見事にスマホが起動した。

しかし、それでは使い難い。ネットで調べてみると、電源スイッチの代わりに音量ボタンでスリープ解除ができるアプリがあるらしい。更にそのアプリで通知領域を使ってスリープに出来る。そうすると、何らかの方法で一度電源を入れれば、その後は電源スイッチは無くても使えそうだ。

その為に、スマホの側面に付いていた電源ボタンの位置に2つの電極を固定し、それをコインや鍵などの金属でショートさせることで電源を入れるようにしよう。その後は電源をずっと切らないようにして使用する。

その電極をどうやって作り、固定しようか。良いアイデアが浮かばないまま、何かヒントを得ようと電子パーツ屋さんに行ってみたら、端子のパターンが並んでいる薄いガラスエポキシの基板を見つけた。


薄いからスマホの側面に貼り付けても出っ張らず、上手く使えそうだ。これにホチキスの針をハンダ付けしてスマホ内部に引き込み例のリード線を絡み付ける事にした。ホチキス針は断面が四角なのでリード線を絡めた時に丸い棒よりも接触が良さそうだ。

スマホ側面への貼り付けにエポキシ接着剤を使っても上手く着かなかったけど、瞬間接着剤なら大丈夫だった。内側でホチキス針は上(裏蓋)の方に曲げておいて、スマホ基板を取り付けてからリード線を絡ませ、余った部分をニッパーで切る。ハンダが盛ってある電極部分をヤスリで削って薄くする。


そして、これが完成した様子。この端子をコインでショートさせると見事に起動した。ところが、例の音量ボタンでスリープを解除するアプリ(Volume UnLock)の消費電力がバカにならない。


調べてみると、WiFiに次ぐ大喰らいである。何とかならないものか、と考えながら風呂に入っていて閃いた。そうだ、スマホカバーを使って電源スイッチを作ろう。


薄いガラスエポキシの基板の金メッキ端子の部分を切り抜いて、スマホカバーの電源ボタンの位置の内側に両面テープで貼り付ける。そうすると、スマホカバーの電源ボタンの位置を指で押せばスマホ側面の2つの端子が金メッキ端子でショートし、指を離せばスマホカバーの弾力で金メッキ端子が2つの端子から離れる。これで立派に電源スイッチとして働く。

要らぬアプリ(Volume UnLock)はアンインストール。娘が何日か使っているが、今のところ故障する前と同じように使えている。取り敢えず直ったことにしておこう。そして、娘に貸していたタブレットを返して貰ったので、これからお出かけにはこのタブレットを持ち歩こうと思う。
後日談: 修理から半年以上経った。その間、娘がスマホを再度落として画面中央にガラスのヒビが一本増えたが、まだ動いている。(前回は端からクモの巣状にヒビが入りLCDを交換せざるを得なかったが、これは交換しなくても使えそう、と言うか、スイッチの修理をしたからLCD交換はもう無理)  後一年位は動いて欲しいが、取り敢えず修理は成功したと言えよう。
ある日、突然アクセスが増えて、調べたら2chでこの投稿が取り上げられていて、修理に挑戦する人がいることを知った。褒めて貰えて嬉しいが、他の人が修理に成功すれば もっと嬉しい。そう思って少し情報を足した。あと、基板と書くべきところが基盤となっていたのをこっそり訂正した。
2017年5月14日記す: 最近、娘のスマホはHuawei nova liteに買い換えられた。 修理自体はまだ有効だったが、電池の持ちに問題が出てきたため。しかし、修理した事で買い替え時期を1年以上先延ばし出来たので、安くて良い製品が買えて修理した甲斐があったと思う。Nexus5は良い製品だったと娘は言っていたが、nova liteに換えて電池の持ちがとても良く、その他は同じように使えていて、3年間の技術の進歩を感じる。

我が家のお酒事情

飲み物の話の続きで、我が家のお酒事情について。

子供達が成人し、家族全員がお酒を少し飲める人になった。私は以前はそこそこ飲んでも大丈夫だったけど、最近は飲んでも少しだけにしている。以前のように飲むと酔わなくてもお腹の調子が悪くなるから。

妻はお酒に弱い家系の育ちだ。その中では一番強いと自分で言っているけど、飲むのは少しだけ。そして子供達は成人してもお酒なんか飲まないと言っていたけど、地方の大学から帰省してきて、お酒って美味しいよねとか言うから少しは飲んでいる事が判明した。

さっきから、少しを強調してるけど、「良いお酒を少量」というのが我が家流であり、また こぶり主義の精神でもある。お酒は他の飲み物に比べて高いという事もあるし、飲み過ぎは健康に良くないと言う事もあるから。

厚生労働省によれば、純アルコールに換算して1日当り20g以内に抑えるのが好ましいらしい。日本酒、ワインなら1合、ビールなら500mlに相当。我が家はその半分以下だと思う。ビールなら夫婦で350ml缶が一本。日本酒やワインも(目分量だけど)半合以下の気がする。

ビールは暑い時しか飲まない。その他の季節は日本酒、赤ワイン、白ワインを飲む事が多く、この3種類の酒は4合瓶を冷蔵庫に常備している。他には梅酒、ウイスキー、ブランデーを常温で置いている。味醂も高いものを使っているから、調味料としてだけではなく飲む事も可能。

こんなに少量しか飲まないので、日本酒、赤ワイン、白ワインのローテーションに若干の休肝日も入れると瓶を空けるのに1ヶ月は掛かる事になる。ワインなど栓を開けてから数日以内に飲み切るべき、などと言われると非常に困る。料理とのマッチングなどお構いなしに1種類飲み切ってから次の種類に行くのもどうか。

調べてみると、飲み残しのワインの味を落とさないように、瓶の空気を抜く特殊な栓や窒素を充填する方法、小瓶に移して瓶の中に空気を残さない方法、などがあるらしい。しかし、そんな事をしなくても、ただ冷蔵庫に入れてさえいれば、私には一月経ってもまだ美味しく飲めているのだ。

そうすると、数日以内に飲み切るべき、と言っているのはワインを沢山売るための口実という気もして来る。だから、料理を作るのにも使って早めに飲み切ろうとは思うけど、飲む量を増やそうとは思わないし、味を落とさないための面倒な事もしない。ただ、ワインは酸化防止剤が含まれているものを選ぶし、なるべくスクリュー栓のものにする。

酸化防止剤はマトモなワインには必ず使われる。けっして余分な添加物ではないし、これが含まれるお陰で栓を開けてからの劣化も非常に遅くなるものと信じている。また、飲み残しを保存するにはコルク栓よりもスクリュー栓の方が向いている。

それで、我が家では、コノ・スルのヴァラエタルというチリ産のワインで、赤はカベルネ・ソーヴィニヨン、白はシャルドネという品種が定番である。色んなワインを試しては、これにまた戻るという事を繰り返している。葡萄の品種の表示の無いワインは安物で、このレベルのワインは買わないようにしている。

日本酒の話

現在の住まいは酒造の盛んな地域で、散歩の範囲に酒造メーカーの直売店が何軒もあって、最近はそういう所で日本酒を買うことも多い。食事も日本酒の合うような料理が歳のせいか増えてきたし。

醸造アルコールを加えるのは本当の日本酒ではないと思っているから、とにかく純米のものを選ぶようにしている。特別純米酒や純米吟醸酒あたり。

特別純米酒は、精米歩合が60%以下又は「特別な」醸造方法で作られたもの、という事で精米歩合が60%に達しないものも存在する。私が手にするものには精米歩合が70%のも多い。日本酒の美味しさは決して精米歩合というスペックだけでは決まらない。良し悪しは味わって見ないと分からない。

純米吟醸酒は精米歩合は60%以下かつ吟醸造りという低温での発酵法で醸造したものらしい。もっと精米歩合を低くすれば大吟醸と名乗れるらしいけど、美味しさの違いは値段ほどは無いという印象があるので、買うことは滅多に無い。

それから、最近は酒造メーカーの直売店で日本酒を買うついでに酒粕を買う(今の時季だけかも知れないけど)。料理にも、甘酒にも、そして酒粕レーズンにも、利用価値大である。

豆乳とアカディでヨーグルト作り

以前、「もう普通の牛乳は買わない」というタイトルの投稿で豆乳とアカディを使ってヨーグルトを作る話を書いた。その時は、豆乳が2でアカディが1の割合だったが、舌触りがまるで豆腐のようだと妻には不評だった。

そこで、アカディ100%でヨーグルトを作ってみた。すると、ユルユルだし、すごく糸を引いて物凄く食べ難い。次にアカディが2で豆乳が1の割合で作ってみた。すると、かなり普通のヨーグルトに近づいたが、まだ糸を引いて食べ難い。

それならと、アカディと豆乳を同量にしてヨーグルトを作った。しかし、まだ多少糸を引くので少し食べ難い。次はもう少し豆乳を増やして作って見ようと思う。

その豆乳とアカディで作るヨーグルトの味の方だが、牛乳で作るものより酸味がやや強く、また豆乳の匂いも残っていて、牛乳だけで作るヨーグルトと同じとは言えないけど、これはこれで美味しいと思う。


このヨーグルトには和風の味付けの方が合いそうな気がして、いつものメープルシロップに加えて酒粕レーズンも添えてみた。酒粕に少し日本酒を加えて練ってからレーズンを加えて混ぜ、しばらく漬け置いたら酒粕レーズンの完成。

それに、ユルユルが嫌なら水切りすれば良いのでは、と思って水切りヨーグルトも作ってみた。コーヒードリッパーにペーパーフィルターをセットしてヨーグルトを入れる。ドリッパーの下にはコップを置き、出てきた水分を受ける。

時間で水切りヨーグルトの硬さを調節できる。数時間から半日位。出来た水切りヨーグルトは、まるでクリームチーズのようになる。そのまま食べてもパンに塗っても美味しい。水分の方は酸味のある透明な液体で、これも栄養があるらしい。美味しい飲み方を工夫しようと思う。

必ず役立つ簿記の知識

娘が簿記も習った方が良いのか聞いてきた。私は独学だけど、その本質は分かっている積もりだ。もちろん、簿記は会社や個人事業の経理に必須の知識だけど、それ以外でも色々な場面で役立つ事がある、と言える。

例えば、今年は金の売却益を市に申告する。その金は毎日異なる相場の価格で少量づつ買い付けて貯めたものだけど、購入価格や保有期間をどう決めるのか分からなければ申告も出来ない。

それに、金は消費寄託で預けているから毎年僅かな寄託料が貰える。今迄はそれ以外に所得がなかったから、その寄託料を申告する必要が無かったが、今回はそれも雑所得として申告する必要がある。

その寄託料だが、現金ではなく寄託した純金の0.01%の量の金である。私の場合、1gにも満たないけど、その金の評価額をどう決めるのか分からなければ雑所得の金額も決まらない。

しかし、簿記の知識があれば、そんな悩みも解決出来る。

複式簿記の考え方

一般的に商売というものは、仕入れた商品を売って儲けることだ。売るのが収益で、仕入れは費用、儲けは 収益-費用 で表される。では、仕入れた商品が売れる前に会計年度末を迎えた時はどうなるのか。

収益がまだ無いのに費用は発生しているから赤字なのか。しかし、仕入れというものは単にお金を商品と交換しているだけなので、そこでは損をしていないはずだ。その観点から帳簿を作るのが複式簿記である。

帳簿には仕入れに使ったお金の他に、仕入れた商品もその取引の相方として記録する。そして、お金は使ったけど、その仕入れの費用と同じだけの価値のある商品というものが手元にある限り、費用は発生していない、と考える。その商品が買い手に渡った時に初めて費用が発生する。

そうすると、この世にバーゲンセールというものがなぜ存在するのかも理解できる。売れない商品を抱えていれば費用に出来ないから、計算上の儲けが大きくなって税金が増えてしまう。しかし安値でも、売れば仕入れた値段が費用として計上出来るから儲けが減り、その結果、税金が減って資金繰りが助かる。

棚卸しとは

ところで、帳簿に商品という項目(簿記の用語では勘定科目と呼ぶ)を使った時、帳簿上はその商品は仕入れた値段と等価である。しかし、売る値段は仕入れた値段に儲けの分を上乗せすることになるから、簿記では 商品+儲け と お金を交換するように記録する。

しかし、このやり方は同じ商品が二つとしてない絵画とか宝石とかなら良いが、同じ製品を継続して仕入れ販売するような一般的な商業活動には向かない。ある時はA円で仕入れ、ある時はB円で仕入れた商品を売る時、それがA円で仕入れたものかB円で仕入れたものか区别など出来ないからだ。

そこで、商品の代わりに仕入と売上という項目を導入する。仕入れる時はお金と仕入の交換、売る時はお金と売上の交換を記録する。そして、儲けは (合計)売上-売上原価 で表される。そして、売上原価は 期首在庫+(合計)仕入-期末在庫 として計算する。そうすると、売れて無ければ期末在庫が増加し、売上原価は減ることになり、儲けが増えることになる。

この在庫の値段を確定させるために決算期末に商品の在庫数をかぞえるのが棚卸しと呼ばれる作業である。それに商品の単価を掛ければ期末在庫の値段が出る。期首在庫は前の年度の期末在庫の値を使う。ついでに言うと、もし、期末在庫が無ければ、この作業の手間も不要だし保管の費用も削れる。これもバーゲンセールをする理由だろう。

問題は仕入れの値段がまちまちの時に商品単価をどう決めるかである。会計上、幾つかの方法が認められている。具体的には、総平均法、先入先出法、移動平均法、最終仕入原価法などである。法人や個人事業で「棚卸資産の評価方法の届出書」を所轄の税務署長に提出していない場合は、最終仕入原価法が法定評価方法となる。

国税庁は自らは指示しない

では、売却した金の商品単価はどの方法で求めるべきなのか。国税庁は具体的にこの方法で計算しろとは指示しない。しかし、自分で決めた方法で申告して後から否認されるのは嫌である。そういう時には国税庁にお伺いを立てる。

この件に関しては、社団法人 日本金地金流通協会が「金定額購入システムで取得した金地金を譲渡した場合の課税上の取扱いについて」というタイトルで、商品単価については総平均法で算出し、所有期間については先入先出法で判定してよろしいか、という内容のお伺い(正しくは事前照会という)を立てている。

そして、2006年10月23日付けで東京国税局 審理課長より次の回答があった。
標題のことについては、ご照会に係る事実関係を前提とする限り、貴見のとおりで差し支えありません。
ただし、次のことを申し添えます。
(1) ご照会に係る事実関係が異なる場合又は新たな事実が生じた場合は、この回答内容と異なる課税関係が生ずることがあります。
(2) この回答内容は、東京国税局としての見解であり、事前照会者の申告内容等を拘束するものではありません。
何と素っ気ない返事だが、これで国税庁のお墨付きを得た訳である。幸いにも、三菱東京UFJ銀行が最後にくれた金積立の報告書は大事に取ってあって、そこに総平均法による購入単価が書かれているし、それ以来金は購入していないから保有期間が5年以上あるのは明らかである。

寄託料の金の単価

金の売却益に関してはネットを検索して上記の事は分かったけど寄託料については国税庁の見解は見当たらなかった。田中貴金属のサイトには寄託料の受取りにかかる税金に関してのQ&Aで、次のように書かれている。
消費寄託料として地金を受取られた場合、その時点での弊社買取価格を掛け合わせた金額が、所得税法上「雑所得」となり課税対象となります。
しかし、その時点とは何時なのか。9月中ではあるが、何日に受け取ったのかは不明だ。そうであれば年度末の値を使うのが妥当だろう。報告書には年度末の金の預かり総量と時価評価額が書かれているのだから、そこから単価が計算できる。

もう少し簿記の話

冒頭の簿記の話は申告に関して最低限必要な事だけ書いた。儲けと書いたのは正確には売上総利益という種類の利益である。そこから人件費や不動産の費用などの様々な費用(販売費及び一般管理費)、借り入れ資金の支払い利子(営業外費用)、事故などによる予想外の出費(特別損失)、そして税金を差し引いた残り(税引後利益)が正真正銘の利益になる。

これまでの話は商業簿記という範疇だったが、製品の製造となると工業簿記という知識も必要になってくる。工業簿記の扱う分野は、決算期末には原料の在庫、製造中の製品、完成品の在庫などがあって話が難しい。そして、私がそれを学んで知った衝撃の事実は、工場の経費は直接には費用とはならず、まず製品原価になるという事だった。製品が売れるまでは費用にならないのだ。

その工場の経費とは、製品の原料や製品の直接製造に携わる工員の給料はもちろん、工場の開発エンジニアの給料も含まれる。それらが製品原価になる。その他、工場の建物、機械、工場勤務の社員の社宅費用までぜ~んぶ製品原価になるのだ。

開発エンジニアだった頃、私の給料と本社勤務の人の給料が経理的には全くの別物だったとは気が付かなかった。

我が家の飲み物など

牛乳を買うのを止めてアカディにした話に関連して、我が家の飲み物について書いてみる。

我が家で飲み物と言えば、牛乳類の他に、お茶、コーヒー、ジュース、お酒、そして水がある。その他に、ココア、甘酒、飲むヨーグルトなどもたまには飲む。そして、暗黙の了解でデザート類と飲み物類の調達は主に私の担当らしい。

牛乳類としてアカディ、また牛乳を成分には含まないけど代用品としてのオーガニック無調整豆乳は冷蔵庫に常備している。豆乳は飲用だけでなく、料理にも使われる。私は豆乳を飲む事は少ないけど、料理には牛乳よりもコクがあって好きである。

お茶は食後にはほぼ欠かさず飲む。煎茶、玄米茶、焙じ茶、烏龍茶などの種類を揃えている。美味しいお茶を飲むなら茶葉をガラス製の急須で入れ、手軽に済ましたい時はティーバッグで。

烏龍茶は、以前は焙じ茶と見た目変わらないペットボトル入りのものしか知らなかったけど、娘が高校の修学旅行で台湾で買ってきた高級烏龍茶で本物の味を知ってから飲むようになった。高級品は寧ろ緑茶に近い色と味わいがある。茶葉はしっかり巻かれた玉になっていて、お湯を注ぐと大きく膨らんでびっくりする。

そして、おやつ時には紅茶を飲む事が多い。紅茶にも種類が沢山あるので、買う度に違う種類のものにして、ミルクティーに合うものとストレートに合うものの2種類位を常備してある。これも茶葉とティーバッグを使い分けている。例えば今置いてあるのはアールグレイ茶葉とアッサムブレンドティーバッグ。

お茶も紅茶も品質はピンキリだ。高級品の味わいがお手頃価格で、と言うのが理想。紅茶で言えばトワイニングを手にする事が多いけど、我が家では未だに定番のものはない。お得だと思って量が多くて不味いのを選んでしまうのが最悪の買い方。割高でもお試しは少量に限ると反省することが度々。

コーヒーは、私は毎朝起きてすぐお湯を沸かしインスタントで飲んでいる。これはネスカフェゴールドブレンドに限る。他のインスタントコーヒーも色々試した結果。

他に、おやつ時などコーヒーをドリップで淹れる事もある。ペーパー用に挽いた豆を買ってきて冷凍庫に常備してある。最近、近所にカルディの店が開店した。その店頭で配っている試飲コーヒーでもあり、そこで一番安いマイルドカルディという品種を買って試したら値段の割に十分満足出来るレベルだったので、それから定番になっている。

ジュースは必ず原料品名を確かめて濃縮還元のものはなるべく買わない。高くてもストレート果汁のジュースを選ぶ。時々りんごジュースやグレープフルーツジュースやオレンジジュースを買っていたけど、最近定番が出来た。

カゴメのスーパーベジというトマトミックス野菜ジュースだ。これは本当に美味しい。そして砂糖が入ってないのが信じられない位に甘い。そして、お値段もお手頃。すっかり気に入ったから冷蔵庫に切らさないよう常備してある。

水は出先ではペットボトル入りのミネラルウォーターを買う事もあるけど、家では水道水をブリタという浄水器で濾して(調理用も含め)使っている。あくまで自己責任だが、そのフィルターは最悪の水質を想定して交換時期を指定していると思われるので、指定の交換時期よりもはるかに長く使って、換え時と感じるようになってからようやく交換している。交換時期を知らせる目盛りの機構は邪魔だから捨ててしまった。

アルフィのポットと仲良く並んで置かれたブリタの浄水器。
この浄水器は、もう15年以上も前にアメリカで買ってからずっと使っている。新型の冷蔵庫のポケットに入れられるタイプが出てからも旧型のフィルターをちゃんと売っているのには感心する。

家族はそのブリタで作った水をそのまま飲む事もあるけど、私は必ず沸かしてから(主にお茶やコーヒーで)飲んでいる。でも、タイに行ってから改めて日本の水道水が安心して飲める事がどんなに有難い事なのかを知ったのだった。

話が長くなるので、お酒の話はまたの機会に。

金の譲渡所得の話

去年は金を売却したのだった。

昔、純金積立をしてかなりの金を所有している。去年、あの世に持っていけないのだから、相場に関係なく2ヶ月毎に金を売って行こうと決心した。だが、夏頃から相場がぐんぐん下がってくると売る気も失せてきて、結局は4回売るに留まった。

しかし、相場が下がり気味とは言え、かなりの収入になった。金の売却益は譲渡所得に当たり、総合課税の対象になる。譲渡所得の計算は、売却収入から売却した金の購入金額を差し引き、さらに50万円を控除する。また、譲渡所得は短期と長期の2種類に分類される。5年以上保有していた資産の譲渡は長期譲渡所得となって更にその1/2の額になる。私の場合は後者になるから売却金額からは随分と圧縮される。

それだけ所得額が圧縮されても、計算してみたら譲渡所得は20万円を越えた。給与所得の他に20万円以上の所得のある人は確定申告しなければならない…と思っていたからヤレヤレ大変だな、申告しても税金ゼロだから意味ないのに、もう少し売却を控えるべきだったか…などと考えていた。

しかし、そもそも確定申告するのは所得税が発生する人のはずである。本当に私は確定申告しなければならないのか…という疑問が起きた。そして調べて見ると、正しくはこうなっていた。
給与を1か所から受けていて、かつ、その給与の全部が源泉徴収の対象となる場合において、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く)の合計額が20万円を超える方。
私の場合は源泉徴収されてないからこの点はクリア。そして、譲渡所得も含めて所得税額を計算してやはりゼロになるから確定申告の必要はないと分かった。

しかし、確定申告しないとなると、給与所得以外にも所得があり、各種の所得の合計が33万円を超える場合には市県民税の方は申告が必要になるらしい。

で、私の場合は市県民税の方も課税されないはずだけど申告が必要となる。そこは所得税とは異なるようだ。所得証明があるからなのだろうか。

尚、この市県民税の申告だが、市の方にだけ申告すれば良く、市民税と県民税の合計を市に対して納入する仕組みだ。それから、所得税は自分で税額を計算して申告期限迄に納入するのに対して、市県民税は所得の申告後、市の方から税額が通知され、その後納入するという違いがある。

特別徴収になっていれば、その市県民税(住民税とも言う)はその人を雇用している企業が給与から天引きして個人に代わって納入する義務を負う。面倒だから、これからも課税されないように売却量はコントロールしよう。

因みに、住民税は所得割額と均等割額で構成されている。各種所得控除後に所得額がゼロ以下の場合、所得割額はゼロになる。しかし、均等割額まで課税されないようにするには、合計所得金額(各種の控除は含まず)が 家族数×35万円+21万円 以下で無ければならない。控除が含まれないのでハードルが高いけど、今の4人家族だと161万円以下、子供達が扶養からはずれて夫婦だけになった時には91万円以下となる。