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2016年2月25日木曜日

我が家のお酒事情

飲み物の話の続きで、我が家のお酒事情について。

子供達が成人し、家族全員がお酒を少し飲める人になった。私は以前はそこそこ飲んでも大丈夫だったけど、最近は飲んでも少しだけにしている。以前のように飲むと酔わなくてもお腹の調子が悪くなるから。

妻はお酒に弱い家系の育ちだ。その中では一番強いと自分で言っているけど、飲むのは少しだけ。そして子供達は成人してもお酒なんか飲まないと言っていたけど、地方の大学から帰省してきて、お酒って美味しいよねとか言うから少しは飲んでいる事が判明した。

さっきから、少しを強調してるけど、「良いお酒を少量」というのが我が家流であり、また こぶり主義の精神でもある。お酒は他の飲み物に比べて高いという事もあるし、飲み過ぎは健康に良くないと言う事もあるから。

厚生労働省によれば、純アルコールに換算して1日当り20g以内に抑えるのが好ましいらしい。日本酒、ワインなら1合、ビールなら500mlに相当。我が家はその半分以下だと思う。ビールなら夫婦で350ml缶が一本。日本酒やワインも(目分量だけど)半合以下の気がする。

ビールは暑い時しか飲まない。その他の季節は日本酒、赤ワイン、白ワインを飲む事が多く、この3種類の酒は4合瓶を冷蔵庫に常備している。他には梅酒、ウイスキー、ブランデーを常温で置いている。味醂も高いものを使っているから、調味料としてだけではなく飲む事も可能。

こんなに少量しか飲まないので、日本酒、赤ワイン、白ワインのローテーションに若干の休肝日も入れると瓶を空けるのに1ヶ月は掛かる事になる。ワインなど栓を開けてから数日以内に飲み切るべき、などと言われると非常に困る。料理とのマッチングなどお構いなしに1種類飲み切ってから次の種類に行くのもどうか。

調べてみると、飲み残しのワインの味を落とさないように、瓶の空気を抜く特殊な栓や窒素を充填する方法、小瓶に移して瓶の中に空気を残さない方法、などがあるらしい。しかし、そんな事をしなくても、ただ冷蔵庫に入れてさえいれば、私には一月経ってもまだ美味しく飲めているのだ。

そうすると、数日以内に飲み切るべき、と言っているのはワインを沢山売るための口実という気もして来る。だから、料理を作るのにも使って早めに飲み切ろうとは思うけど、飲む量を増やそうとは思わないし、味を落とさないための面倒な事もしない。ただ、ワインは酸化防止剤が含まれているものを選ぶし、なるべくスクリュー栓のものにする。

酸化防止剤はマトモなワインには必ず使われる。けっして余分な添加物ではないし、これが含まれるお陰で栓を開けてからの劣化も非常に遅くなるものと信じている。また、飲み残しを保存するにはコルク栓よりもスクリュー栓の方が向いている。

それで、我が家では、コノ・スルのヴァラエタルというチリ産のワインで、赤はカベルネ・ソーヴィニヨン、白はシャルドネという品種が定番である。色んなワインを試しては、これにまた戻るという事を繰り返している。葡萄の品種の表示の無いワインは安物で、このレベルのワインは買わないようにしている。

日本酒の話

現在の住まいは酒造の盛んな地域で、散歩の範囲に酒造メーカーの直売店が何軒もあって、最近はそういう所で日本酒を買うことも多い。食事も日本酒の合うような料理が歳のせいか増えてきたし。

醸造アルコールを加えるのは本当の日本酒ではないと思っているから、とにかく純米のものを選ぶようにしている。特別純米酒や純米吟醸酒あたり。

特別純米酒は、精米歩合が60%以下又は「特別な」醸造方法で作られたもの、という事で精米歩合が60%に達しないものも存在する。私が手にするものには精米歩合が70%のも多い。日本酒の美味しさは決して精米歩合というスペックだけでは決まらない。良し悪しは味わって見ないと分からない。

純米吟醸酒は精米歩合は60%以下かつ吟醸造りという低温での発酵法で醸造したものらしい。もっと精米歩合を低くすれば大吟醸と名乗れるらしいけど、美味しさの違いは値段ほどは無いという印象があるので、買うことは滅多に無い。

それから、最近は酒造メーカーの直売店で日本酒を買うついでに酒粕を買う(今の時季だけかも知れないけど)。料理にも、甘酒にも、そして酒粕レーズンにも、利用価値大である。