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4月, 2016の投稿を表示しています

物事の本質

物事を俯瞰する為には、それを見下ろす視点が必要となる。自分なりに、その物事の本質はこれだと思えるものがあれば、そこから物事を判断出来る。そんな視点を自分の胸の内に持たせるのが教養教育というものではないか。

テストの時だけ暗記した知識などは すぐに忘れてしまって テストの点数以外には何の役にも立たないけど、一旦 その本質を理解出来たなら忘れること無く その知識は生涯の武器になる。

その、本質の理解する為には2つの方法があると思う。一つは膨大な時間を費やしてその物事に触れること。母国語の学習はまさにそれである。文法は知らなくても文の意味は分かるし、その文が正しいかどうかの判断も出来る。運動の法則は知らなくても石を投げたらどのように飛ぶのか予測が付くし、水の流れも理解出来る。

もう一つは腑に落ちるという体験である。その一瞬があるだけで生涯忘れない記憶になる。では腑に落ちる体験とは何か、という事を考えていたら、その多くは「自分が本質を理解している物事とのアナロジーに気付いた瞬間」ではないか、との考えが浮かんだ。アナロジーとは、「あれと同じ」という概念である。

例えば、時間という概念は目に見えないから分かり難い。しかし、多くの文化はそれを空間に例える事で理解しているはずである。時間でも前後という言葉を使う(英語でも before after だ)のがその証拠である。或いは上旬、下旬といった言葉。水が上から下へ流れるが如く、時間も上から下へ流れる。

そうすると、たやすく「腑に落ちる」為には本質を理解している物事の多い方が有利であり、その元を辿れば如何に多くの体験をしているかが重要になる。幼い頃、まだ本質の理解をしている物事が少ない時は、「お勉強」よりも、十分に遊ばせて多くの体験をさせてやるのが理に叶うと思う。

物事を俯瞰する

出掛ける時、妻に空を見ないで天気図を見てるってバカにされているけど、ちゃんと空見ているはずである。でも、今後の天気の見通しの点では、その時の空の状態よりも天気図やレーダー・ナウキャストの情報を信用している。

そう言えば、地図が好きなのも同じことか。妻は目で場所を認識しているらしく、似た外観の店の前を通ると全く別の場所の名前を口にすることがあるけど、私は何時も地図上で何処に位置しているのかを意識しているから似た風景であっても場所を誤認する事はない。
広辞苑によると、俯瞰とは、高い所から見下ろすこと、全体を上から見ること、とある。天気図や地図は文字通りの俯瞰の例である。目の前の事象がどうして起きているのか、今後どうなるのか、俯瞰すれば一目瞭然である。

天気や場所の話だけでなく、どんな事でも俯瞰するという態度が役に立つ。あの人は何故怒っているのか、あの国は何故そんな主張をするのか、など、目の前で起きている事が突然発生したように見えても、そこに至るまでの過程(歴史)や原因がある。それを踏まえれば より確かな判断が出来るのだ。歴史の勉強や理系の学習も含めて教養教育が重視されているのもこんな意味があるのだろう。

或いは方法で迷っている時、目的に戻って考えるのも俯瞰する態度だ。例えば、AからBへ行く方法を議論している時、そもそも何故AからBへ行くのか、という事を考える。そうすれば全く別のやり方が解決に繋がる場合も出てくる。

だから、私はその「そもそも」という魔法の言葉が好きだ。尤も、子供達に勉強の事で何かを尋ねられた時にも本質が分かってないなと感じたら、つい「そもそも」と基本に戻って教えようとして「そんなこと聞いてない」って反発されたけど。

子供達の国民年金保険料を肩代わり

子供達はそれぞれ国民年金保険料を自分の口座から引落しするように手続きしている。5月2日がその引落し日なので、事前にその額を補填するべく子供達の口座に送金した。

そもそも、国民年金保険料の納付は子供達が責任を負うものだが、親が代わりに支払ったとしても贈与とはならない。以前、息子が国民年金被保険者の年齢になった時に学生特例納付制度を利用しようとしていたのを止めて貰ったので、その代わりに保険料は肩代わりすることにしたのだ。

学生特例納付制度とは、学生で収入の少ない人が国民年金保険料の支払い猶予を受ける制度で、息子の友達の多くはこれを利用しているらしい。しかし、その制度を利用すれば、支払い猶予を受ける代わりに年金の額が減額されるか、或いは就職後に追納という方法で猶予された保険料を支払う事が出来るけど、その追納額は本来の保険料よりも高く(2年以内に追納すれば同額らしいけど)なる。

子供達が年金を貰える歳になって日本の年金がどうなっているのか予測は出来ないけど、これを投資だと思えば最も有利な投資先には違いないし、社会人のスタート位はマイナスではなくゼロからさせてやりたい。

それに息子が仮に総理大臣にでもなったとして国民年金保険料を支払ってない期間があるとすれば、合法的だったとしても義務を果たしてないとバッシングされるはずだ。そんな想いがあったから子供達には学生特例納付制度は利用しないようにして貰った。

先週末に娘の口座へ送金し、引き続き息子の口座へ送金しようとしたら、一日の限度額50万円を超えたので送金できず、昨日ようやく送金。改めて保険料の高さを実感する。尤も、娘の方は2年前納の料金で、二人共1年前納だったら限度額は超えなかったはずだけど。

2年前納の区分は去年から始まった。1年前納だった息子が2年前納に変更した方が良いか聞いてきた時に、もし就職するなら払い過ぎた分の返金とか面倒そうだったから、そのままにしてもらったけど、進学が決まった今年度分からは2年前納に変更して貰っても良かった。それでも、2年前納に変える必要なしと言った手前、わざわざ変更手続きして貰うのも大変そうだったのでそのままにした。

しかし、2年前納は随分と得になるようだ。もし、去年息子が2年前納に変更していたとすれば、保険料は366,840円 (因みに、今年の2年前納の保険料は377,310円に値上がり)。一…

日経は対数グラフを知らず

今朝の日経新聞の31ページに「でーたクリップ」というコラムがあって、「半導体素子、微細化に陰り」 というタイトルで記事が書かれてあり、そこに半導体回路の微細化というグラフが載っている。


その説明によると、2003年から2009年までは順調に回路の線幅が微細化されたのにその後は今迄のペースでは進まなくなっている、との事だった。

あれっ、そんなに変わってないんじゃないかな? 確かに通常のグラフでは減少の傾きが2009年から鈍っているけど、そんなの当たり前である。そのままの傾きで行けば今頃マイナスの線幅になってる。2年毎に 1/√2 の線幅 (面積では1/2に相当) になる傾向を見るなら片対数グラフを使うのは理系の常識である。片対数グラフなら一定の割合の変化は直線のグラフになるから。

それで、新聞記事のグラフに定規を当てて数値化してグラフにしてみた。量産開始時期は2003年、05年、07年、09年の先はグリッドに乗ってないので、10.8年、13.2年、15.8年とした。回路線幅はそれぞれ 90nm、65nm、45nm、31nm、22nm、13nm、10nmとした。


これを片対数グラフで表示するとほぼ直線になるから、微細化のペースは別に鈍っていない事が分かる。

新聞記事のグラフの出典は日経エレクトロニクス2015年4月号となっている。ネットで検索して見ると、その記事にはご丁寧にも通常のグラフに傾きが変化した2つの点線が書き込まれていて如何にも2009年を境に減少率が鈍化したように描かれており、読者を誤解させると批判しているサイトが複数あった。

以前、「グラフの原点の価値が分からん日経新聞」というタイトルで投稿したことがあるけど、グラフは適切に使って欲しい。特に、対前年比の増減の割合が絶対数値よりも重要な数量は片対数グラフを使うべきである。百年前からの株価の変化のグラフとかが日経新聞にはしばしば載ってるけど、普通のグラフではずっと0付近にあってから近年になって急に上昇しているように見える。しかし、片対数グラフを使えば百年前から概ね一定の割合で上昇しているのが明らかである。

それから、両対数グラフというのもあって、例えば冷蔵庫の件で取り上げた表面積が長さの2乗に比例して容積が長さの3乗に比例する関係のような場合にもグラフ上で直線になるし、或いは極微小の領域から巨大な領域までの…

高速道路をゆっくり走る術

娘が学生寮からアパートに引っ越したので、娘が新居で使うと言った荷物を届けに我が家のアルトで往復して来た。持たない生活を目指す娘のアパートに余分な布団はないからシュラフとマットを夫婦二人分持参して、2泊した。

片道約300kmの道程だったけど、その大部分は高速道路である。制限速度は80km/hの区間もあるけど、100km/hが半分以上はあるようだった。その往復で追い越したのは一度だけ、工事区間以外は殆ど走行車線を守り抜いてひた走る。

そうすると、制限速度が100km/h区間でも80km/h程度で走っている事になるけど、それは迷惑な訳ではない。何故なら大型トラックの後ろに付いて走っているから。

軽自動車の制限速度が100km/hに引き上げられても、大型トラックの制限速度は未だに80km/hのままである。しかも、最近の大型トラックにはスピードリミッターが付いていてアクセル踏みっぱなしでも90km/h位しか出せなくなっている。

そういう訳で制限速度が100km/h区間でも大型トラックは必ず80km/h程度で走っているから、我が家のアルトがそれに付いて走っているのなら遅いからといって迷惑をかけている事にはならない。

私がそんな走り方をしている理由は追い越し車線で速い車に追い立てられるようにして走るのが嫌だから。大型トラックよりも速く走っていれば大型トラックに追い着く度に車線変更して追い越すことになるけど、大抵の場合は後ろから迫ってくる車の邪魔にならないように加速して慌ただしくトラックの目の前に滑りこむような運転になってしまうか、或いは追い越し車線が空くのを気にして運転する羽目になる。

その点、筋の良い大型トラックの後ろに付けば一定の速度で走ってくれるので非常に楽である。それに、走行車線なら後ろに車があっても堂々と車間距離を取れる。

私の場合は車間距離を前の車が通過した位置まで5秒かかる距離(一般道では3秒程度を目安)としている。時速72km/h (秒速20m) なら100mである。これだけ車間距離を取っていれば目の前でトラックが横転しようとも安全に停止する自信がある。私が取っている車間距離の間に3台位は追い越し車線を走っている。皆さん、それでよく追突しないな、とヒヤヒヤする。

車間距離を開ける運転には渋滞を起き難くする効果もあるし、追い越し車線から追い立てられて逃げてくる車…

時刻表を買う

昨日、時刻表を買ってみた。丁度一年ぶり、北陸新幹線が出来た後で買ったものを使ってきたけど、北海道新幹線の開通でダイヤも色々変わったはずなので。

全国の線路がどのように繋がっているのか、それらの線路にどのような列車がどんな頻度で走っているのか、詳細は知らなくても時刻表をパラパラみて大まかに掴んでおけば最速のルート、安く行くルートが頭に浮かぶ。

最近はネットで乗換案内という便利なものが使えるから時刻表は無くても何とかなる。だけど、その検索結果には的外れなものも含まれる。その時、時刻表で覚えた知識があれば、検索結果が適切かどうかは即座に判断出来る。

JR時刻表とJTB時刻表 勿論、買うのは情報量の多い普通サイズの時刻表だ。JRの全ての列車の情報の他、私鉄、高速バス、フェリー、主要なバス、国内線航空、国際線航空、営業案内、等が載っている。更に、特急列車の編成表や車両の席番配置図などもあって、私はこれを眺めているだけで旅行に行った気分になれる。そして、営業案内は運賃などに関する詳しい情報があるから、切符を分割して買った方が安いとか色々な発見も出来る。
コラム: 切符を分割して買う方法。時刻表には路線の駅に対して出発点からの距離も書かれている。駅間の距離はそれぞれの駅の出発点からの距離の差で求められる。切符の値段は駅間の距離で決まるが、料金区分を僅かに超えるような距離であれば、多くの場合は途中の駅で切符を分割して買うことで合計の値段を通しの切符の値段より下げることが出来る。但し、近距離の場合は回数券を利用しないと差額精算で通しの料金と結局は同じになってしまう。 あれ、新しい時刻表には国際線航空ダイヤがないぞ。今回買ったのはJR時刻表、前のはJTB時刻表。確か、その前に買ったJR時刻表には国際線航空ダイヤは載っていたけど、と思って調べると2013年頃から割愛することにしたらしい。滅多に海外旅行はしないけど、国際線のダイヤはあった方が楽しい。空港のコード(関空ならKIXとか)も分かるから面白いし。
更に、国際線航空ダイヤの他にもJTB時刻表は特急列車の車両型式も載っているのがJR時刻表と違うらしい。同じ特急でもボロい車両に当たることもあるから何号が最新の車両か知っておくのは大切だ。次に買う時はJTB時刻表にしようと思う。
急行列車と寝台列車が消滅 それで、新しく買った時刻表を眺め…

テレビ無いのに娘に契約迫るNHK

娘が寮を出て今度引っ越すアパートに居たら、早速NHKの集金人がやって来たらしい。娘から契約を迫られてると緊急の電話があったけど、追い返すように言う。テレビ無いのに変だな、と思ったら携帯のワンセグ機能があるから契約が必要だと言っているらしい。娘は携帯が古くてワンセグは映らないと言って追い返したそうだ。偉い、偉い。

放送法には携帯のワンセグ機能があればNHKとの契約義務が在るなんて書かれていないし、必要だと言っているのはNHKと総務省だけ。総務省はNHKとグルになって悪いことやってる。警察がパチンコ業界とグルになって明らかな賭博行為を見逃しているのと同じ。

大体、契約を取りに来る人達は新聞の拡販員と同様に契約を取って報奨金を貰う為に、不正確な説明や脅すような口調をしているが、それは詐欺罪や恐喝罪に該当する可能性があり、犯罪行為に近いのだ。

怪しいやつに本当の事をしゃべる義務など到底無い。貴金属の押し買いに正直に答える義務など無いのと同じ。延々と法律談義して追い返しても良いけど、それが出来るのは相当法律に詳しい必要がある(成人として、不当な言いがかりから身を守るためにある程度の法律知識は絶対に必要だと思うけど)し、そもそも時間が惜しい。
コラム: 携帯のワンセグ機能にNHKとの契約義務が無い根拠。
放送法 第64条 第1項 協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。と言うのがNHK(放送法では協会)の主張する 携帯のワンセグ機能でも契約を必要とする理由だが、
1. 携帯電話の所持は受信設備の「設置」に該当しない。
2. ワンセグ放送は多重放送に該当する。
3. 携帯のワンセグ機能は放送の受信を目的としない受信設備に該当する。
という解釈が十分に考えられる。( 2. と 3. は放送法 第64条 第1項 の但し書きによって契約義務を免除されている。) 裁判になったら面白いとは思うけど、NHKは負ける可能性のある裁判など絶対に起こさないはず。それでNHKが負けようものなら大変な事になるから。NHKにしてみれば、はっきり裁判で白黒の決着をつけるよりも、自分らの一方的解釈で「そう決まっている」と押し通して素直な人達からお金を巻き上げる方がずっと楽なはず。でも、日本のアチコチでNHK集金人に騙される人々を救う…