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2019年5月30日木曜日

人口減少社会 × 働き方改革 日経記事

日経新聞に火曜日から連載されている2つの記事がある。

一つは経済教室の人口減少社会への対応に対する提言であり、もう一つは働き方改革で残業時間を減らす取り組みをしている味の素を取材した記事だ。

この両方とも日本が抱える大きな社会問題だが、同時期に記事にしたのは日経新聞が意図的に両者の相互作用を狙ったものだと感じた。

味の素の改革

定時の就業時間は4時半。時短が成功したのは様々な試みの成果ではあるが、要は「長時間働くのは会社への忠誠の証」という価値観から「長時間働くのは悪」という価値観への転換をトップダウンで実施した事だろう。

時短するのを仕事と捉えれば、時短は忠誠の証であり、時短の為に奮闘して結果を出せたのも当然だろう。

ベーシックインカムの世界

時短しても大丈夫となれば、それをもっと推し進めれば働かなくても良い社会が出現する。今でさえも、人類が生きる上で無くてはならない仕事に従事している人はほんの一部に過ぎない。事務仕事も今後はAIが全部やってくれる。

その帰結として、ベーシックインカムという「最低限の生活を送るのに必要なお金を国民全員に給付する」制度が考えられている。生活費の為でなく働きたい人達だけが働けば良い社会だ。そうすると、自分は何のために生きているのかを各自が真剣に考える事になる。

私は定年を迎える歳より15年も早くに投資でベーシックインカムを得られる立場となって、その事に直面した。その時から慌てて自分は何の為に生きるのか考える事になった。

教育改革の必要

だから、今後の教育は労働者を作る為ではなく、自分とは何かを考える為の教育であって欲しいと思うのだ。

2019年5月26日日曜日

ゆうちょ銀行で社会保険料の引き落とし

昨日、社会保険事務所から届いた社会保険料の領収書に同封されていた文書。


5月分の社会保険料から「ゆうちょ銀行」の口座引き落としが可能になるらしい。

ゆうちょ銀行は、(今までは)社会保険料の引き落としが出来ない点が問題で、そのために他の金融機関に(も)法人口座を開設する必要があった。

しかし、ゆうちょ銀行は、ゆうちょ銀行間の送金がATMからは月1回まで、それに加えてネットからは月5回まで無料だし、ネットバンキングの月額手数料も無料だし、ATMも沢山あるから自家用法人の口座として最も使いたい金融機関なのだ。
ゆうちょ銀行は1,300万円までしか貯金出来ないとの誤った情報が出回っているが、1,300万円を超えても大丈夫である。(超えた部分に利子がつかないだけの話)
それに、最近は犯罪の対策として銀行の法人口座が開設しにくくなっているとの情報をネットで目にするが、ゆうちょ銀行は開設し易いらしい。

今迄の問題点が解決するので、これから法人を作る場合は「ゆうちょ銀行」にだけ法人口座を開設すれば大丈夫なケースが増えそうだ。

メガバンクの口座

近年は、ゆうちょ銀行の口座は独自の口座番号と普通の銀行と同じ形式の口座番号の2種類の番号が与えられ、一般の銀行からでもゆうちょ銀行の口座に振り込むことが出来るようになっている。

しかし、ゆうちょ銀行は今でも一般の銀行とは別の扱いがされていて、例えば証券会社の法人口座を開設する際に出金先口座に ゆうちょ銀行が指定出来なかったりする。

そう云う意味では、ゆうちょ銀行以外の銀行口座、取分けメガバンクの口座を持っていて損はない。
  • 三菱UFJ銀行:最も安い法人ネットバンキングのプランは月額1,728円
  • 三井住友銀行:最も安い法人ネットバンキングのプランは月額0円 (2019年4月1日より始まった Web21ライト というプラン)
  • みずほ銀行:最も安い法人ネットバンキングのプランは月額3,240円(旧みずほ銀行の支店) 又は 2,160円(旧みずほコーポレート銀行の支店)
調べてみると、メガバンクとは言っても横並びではないらしい。三井住友銀行が一番良さそうである。