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加速、馬力、トルク、自動車評論家

ある自動車評論家が出している自動車のエッセイシリーズ本を読んでいて「加速と馬力とトルクの関係についての珍説」を発見した。

自動車評論家について 自動車評論の多くはその車の魅力について人の感性に訴える情緒的な文章を連ねる。それはメーカーの立場で語られる販促ツールに過ぎないのだが、ある車を買おうと決めた人に対しては その決断が正しかったと後押ししてくれるものだし、ユーザーの心の安定に役立っているのかも知れない。

そんな感性に訴える情報なら何を書いても嘘にはならない。だが、自動車というものは物理の法則に則って動くのだから、その部分について正しくない情報を書いているならば「オカルト自動車評論家」としか言えない。
自動車評論家の中には豊富な知識と経験によって自動車そのものだけでなく部品の技術から製造法に至るまでの歴史や由来や事情まで薀蓄を語ってくれるような人もいる。

そんな私好みの薀蓄系自動車評論家は、外国製の高級車なら何でも褒める数多くの自動車評論家とは違って、外国製の高級車でも駄目ならボロクソに書くし、軽自動車でも良ければ絶賛してくれる。

そういう自動車評論家だと思っていた内の一人だったのが冒頭に書いた自動車のエッセイ本の著者だったのだが、その文章を読んでその著者がトルクと馬力と加速の関係について良く分かってない事と知ってヒドくがっかりした。

加速について 加速とは速度が増加する事だが、どれだけ急に加速するかは加速度という物理量で数値化する。加速度が大きい車は非常識な値段で売れる事になっている。
加速度とは、速度の時間当たりの増加率である。そして加速する為には物体に力を加える必要があり、加速度(a)と 物体の質量(m)と 物体に加える力(F)との間には、F=ma という単純だが力学上の最重要の式で表す事が出来る。
力には N(ニュートン)という単位があるが、F=ma の公式から 質量(kg)×加速度(m/s²) の単位が等しい訳だから N = kg·m/s² という関係がある。

万有引力を重力加速度で表現する 何も動いていないように思える(地上の)物体にも重力加速度という力が掛かっている。この力は地球という質量とその物体の質量がお互いに引き合う力で万有引力という名前で知られている。しかし、この力は物体の質量に比例する事から、上記の加速度と力の関係が同じなので、万有引力の…