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2015年6月28日日曜日

国語を日本語の使用者のものに

今は日本語にも英語にも興味があるけど、学生時代は国語も英語も嫌いな学科だった。その興味を抱いている私のまま学生に戻ったとしても、やはり嫌いな学科だろう。だって、学校で教える内容がダメだから。

大学入試の国語の問題で、作者はどう思ったか正解を選ばせる問題というのが出る国だ。勿論、どう思ったかのは論理的に説明など出来ないし、後日、試験問題に使われた作品の作者に聞いてみても正解がどれかは一つに決められなかった、という話を読んだことがある。

国語が教える文法と言うものも、それ抜きで日本語を習得した普通の日本人には必要ないし、外国人が日本語を学習するには役に立たない。日本語という言語に正書法が存在しないのも、きっと国語文法という役に立たないものを教育に使っているからに違いない。

英語もその理屈を教えてくれれば好きな学科になったろうに、と今なら言えるけど、英語教師の中で理屈をキチンと理解している人って案外少ないんじゃないか。英語教師の英語の試験(英検とかTOEICとかの)成績って最近報道されたされたけど、ビックリするくらい低いから。

英語の話は後日することにして、今回は国語についての話。国語と言えば典型的な文系科目。理系の私には関わりたくない世界だったけど、それじゃあいけない、と最近思っている。国語を文系人間だけに任せてはいけない。私だって立派な日本語の使用者なのだ。国語がどうあるべきか、私もその言語の利用者として意見を言う権利と義務があると思う。

私が歴史的仮名遣いや旧字体の漢字で教育を受けられなかったのは、戦後になって漢字の全廃を主張するような急進的学者たちの立場が強くなったからで、実に残念な事であった。

歴史的仮名遣いの利点は多い。文化的な継承は勿論、同じ発音の言葉を区別出来る事もあるし、動詞の活用の仕方も一貫した説明が出来る。例えば、「笑う」の否定が「笑あない」でなく「笑わない」なのは何故か。歴史的仮名遣いの「笑ふ」なら、突然「は」行が出現する訳でないのは明らかである。

歴史的仮名遣いの読み方については全く問題ない。この場合はこう発音するという一意に決まる簡単で数少ない規則さえ知っていれば良いのだ。例えば、語頭の「は」行のみそのまま発音し、それ以外は「は、ひ、ふ、へ、ほ」を「わ、い、う、え、お」と発音するというルール。助詞は今でもこのルールで発音しているし。

ただ、書く方はきちんとした教育を受けてないと発音を知っているだけでは書けないのだ。

旧字体とは正字体とも呼ばれる正統派の字で、香港や台湾では今でも使われている。確かに手書きなら新字体に比べて負担が大きいこともあるけど、コンピュータがこれだけ普及した現在なら元に戻しても良いのではないかと思っている。

字の成り立ちという大事な情報を含んだ正字体こそが学ぶに相応しい字だと確信している。正しい字体を知った上で崩すのは問題が少ないけど、崩した字を正しいものと信じる事には害が大きいと思う。

中国語を勉強して初めて知ったけど、「歩」という漢字の正字体は「步」なのである。新字体でわざわざ一画増やしたんだけど、それって日本語の利用者に是非を問うこともなく、役人か学者かが勝手に作った嘘字である。それを知って猛烈に腹が立った。複雑な字の画数を減らすなら、書き易くするという理由も分からなくはないけど。

それから文語の簡潔さと格調の高さにも憧れる。「国境のない医師団」よりも「国境なき医師団」の方がカッコイイ。文語は今でも新聞の見出し等で使われているけど、自分ももっと使いたいものだと思っている。

ついでに言えば、方言も活用したいとも考えている。例えば、「~する」を関西弁なら受け身は「~される」、尊敬は「~しはる」と区別出来る点で区別出来ない標準語よりも優れていると常々考えている。

せめてこのブログの中だけでも国語(日本語)のあるべき姿を求めて行こうと思っている。

2015年6月27日土曜日

玄関ベンチの制作

玄関は広く使いたいとは言ったけど何も置かないのも不便なので、まだ余っている棚板と支柱を使って玄関ベンチを作ってみた。

支柱は長さ87cmのA型が3本あったけど、それを切って支柱6本にした。それにレンジ台を作った時に出来た支柱の切れ端が残っていたけど、それも長さが同じだったので補強用に使うことにした。


ベンチ左側は腰掛けとして使えるように補強用の支柱を後ろに追加してある。高さはリビングの椅子と同じく40cmである。ベンチ右側には手荷物が置けて壁との隙間には傘を立てることが出来る。

私は靴を履く時は靴紐を結び、脱ぐときは靴紐を解くので、今迄座る所が無くて大変だったけど、このベンチが出来て楽になって嬉しい。

これで支柱は全部使い切った。まだ幅30cm長さ60cmの棚板が9枚も余っているけど、何に使おっかな?

そう言えば、クローク部屋にある向かい合わせの棚を棒で結ぶ計画は、妻から圧迫感があるから嫌だと言われ、止めることにした。しかしそうすると、後で棒で結ぶからと無視していた棚が前後に揺れる現象を防止せねばなるまい。

コルクマットの上に棚を置いているのが揺れる原因だ。しかし、前後の脚で支えているから揺れるけど、前の脚と棚上部の壁面で支えれば揺れが止まるはずだ。それなら前の脚の下にスペーサーを挟み込めば良い。それで、前の脚が乗る部分のコルクマットの下にスペーサーを入れてみた。こうすれば脚がコルクマットに食い込む度合いが大幅に減るはず。

スペーサーにはコルクマットの端切れを使う。棚をずらすと脚の食い込んだ跡が残っている。その大きさに切って、その場所に裏側から両面テープで貼り付ける。スペーサーが大きすぎると脚の周りのコルクマットが浮き上がる。おっと、ここはもう少し持ちあげたいな。と、見渡して回収に出すために置いてあった牛乳パックを見つけ、二つ折りにして切ってスペーサーの下に差し込んで。

おお、思った通り上手く行った。

2015年6月25日木曜日

こぶり語を作りたい

私は何かを作ることが好きだ。工作は勿論だけど、ものではなくてもよい。会計プログラムとか自家用法人とかの何かの仕組みを作るのも好きだ。言語もある意味システムだからそれを作ることに興味を覚える。

人工言語といえばエスペラント語が有名だけど国際共通語としては普及しなかった。結局は英語がその地位を獲得したんだけど、その英語を改造して使い易く、学び易くしようとした人がいた。オグデン、わずか850語で英語と同等の表現能力を持たせるべくベーシック・イングリッシュを作った男。私はこの本を読んで知った。

 「850語に魅せられた天才 C.K.オグデン」 相沢佳子 著 北星堂書店 2007年11月

結局、そのベーシック・イングリッシュもそのままで普及することはなかったんだけど、その思想を取り入れてさまざまな所で分かりやすい英語が書かれている。

一方、エンジニアの世界では色んな人工言語が普及している。C言語とかコンピュータ用の言語だけど。そんな理系の知見も加えたら、或いはもっと良いものが作れるんじゃないかと思っている。私はそれを日本語でやってみたいのだ。

私は英語に限らず色んな言語の学習に手を伸ばしているけど、どれ一つとしてマトモに話せないし、話せるように頑張ろうとも思ってない。

世間では語学の学習の目的は話せるようになること、そういう人が多いと思う。それで仕事に役立てて収入を増やしたかったり、外国人との会話を楽しんだり、海外ドラマを原語で見たり、またそんな自分を凄いと思いたかったりするのではないか。

しかし、私は上達しなくても語学の学習が十分に楽しい。学んで色んな発見をするのが楽しい。それに、もし学習の目標をネイティブ並みに喋れるようになること、等とすればネイティブ自体が崇拝の対象になってしまうではないか。

多言語学習なら英語もその中の言語の一つに過ぎなくなるし、フランス語、ドイツ語、ラテン語等も併せて学べば英語の成り立ちも分かってきて英語だけを学ぶよりも何倍も楽しい。自分の母語であり思考のツールとしても一番大事な日本語も韓国語や中国語を学ぶことによりまた違った見方も出来るようになる。

それから、スペイン語とイタリア語も日本人には発音し易くてお薦め。ラテン語からどう変化したかを調べるのも楽しいし、レストランや音楽でも役に立つ。

この生活を始めてから色んな言語の学習に手を出したけど、最終的に興味は日本語に向かっている。しかも、この言語を自分なりに改造してみたくなった。しかし、私が勝手に日本語を改造する訳にはいかないから、その改造した日本語をこぶり語と命名しよう。オグデンが英語からベーシック・イングリッシュを作ったように。

では、こぶり語とは何か。なるべく少ない語彙で、なるべく少ない文法で日本語で表現出来ることは表現できて、かつ日本語を理解する人には理解出来る言語。そして、こぶり語でこぶり語が定義出来たら面白いと思っている。

2015年6月24日水曜日

ガンバレ日本年金機構

今日、旧住所から転送されてきた日本年金機構からの書類。4月分の保険料を6月1日に引き落としたという領収書である。通常はその左側に5月分の保険料が書いてあるが、そこは空欄になっていた。そっちは新管轄の事務所から昨日届いていたから良いけど、問題は送り先。

旧管轄の事務所は我が社の新住所を知っていて、事務処理のタイムラグという訳でもないのに書類を旧住所に送りつけたのだ。

ああ、どこまでいい加減な組織なのか。しかし、社会保険の事務はこの組織にやってもらうしかないのだ。ガンバレ日本年金機構。皮肉半分、文字通りの期待半分、エールを送る。

2015年6月23日火曜日

クローク部屋計画

昨日、日本年金機構から書類が届いたが、宛先は旧住所のまま(郵便の転送サービスで届いたが)だった。算定基礎届提出に関する重要なお知らせです、とか書いてある。お~い、重要な書類は新しい住所に届けてくれ~。住所変更手続きがちゃんと出来ているのか不安になる。

中を開けてよく読むと、5月19日までに入力処理した情報をもとに作成した、と書いてある。変更届を出したのが5月22日だったから、宛先が旧住所なのも一応納得できるので気にしないでおこう。(追加情報: 本日、新しい管轄の年金事務所から新住所宛に保険料の告知書が届いた。それから、協会けんぽから旧住所宛に健康保険被扶養者資格の再確認についての書類が届いた。)

さて、本棚に本を入れて、またダンボール箱が幾つか空いた。それで、引っ越し屋さんに電話して空いたダンボール箱を全部引き取って貰うように頼んだ。その箱は木曜日には引き取って貰える事になった。

これで空きダンボール箱を置いている玄関脇の部屋がやっとまともに使える。そうすれば玄関には最低限の品だけを置くようにして、世間の常識的には玄関に収納しているようなその他の品は全部その部屋に置こうと思っている。今迄、荷物部屋とか工作室とか呼んでいたけど、これからはクローク部屋とでも呼ぼうか。クロークは厳密には土足で入れる場所らしいけど、勿論ウチでは土足禁止。

そうするのは新居の玄関には収納が何もないという事情もある。収納が何もないから玄関が広い。そこに大きな靴箱を置けば普通の玄関になる。だけど、せっかくの広い玄関は広いまま使いたい。

それで、玄関脇の部屋を靴箱代わりに使おうという訳だ。二人暮らしにあった部屋の使い方。決して豪華なマンションじゃ無いけど贅沢に使おうとしている。

2015年6月20日土曜日

本棚も出来たけど

昨日は給料日と子供達への仕送り日。まあ、これは毎月の事だけど、この6月の給料を振り込んだら源泉所得税の納付が出来る。

我が社は私の給料が安いから税金がゼロだけど、それでも所得税徴収高計算書と言うものを税務署に提出しなければならない。これは、給与を支給した翌月10日が期限だけど、我が社は納期の特例の承認を受けているので、1月から6月分はまとめて7月10日までに提出するだけで良い。そう言えば、何日か前に新しい管轄の税務署からその納付書が届いていた。eTAXで提出すればそれは不要だけど。

棚のような机の向かい側にも棚を作ることにしていた、その棚をようやく作った。頭の中ではとっくに出来ていて2時間もあれば出来る積りでいたけど、実際に作ってみると棚板の向きが気に入らなくて変えてみたり板の間隔を変えてみたり、まる1日以上時間を使った。

以前、リビングボードの制作というタイトルの投稿の中で説明したけど、支柱には私が分類したところのA型とB型があって、B型の支柱は近所のホームセンターでは売っていない。以前にそのB型支柱を買った店である、前の家の近くのホームセンターにも行って捜したが、そこでも売ってなかった。

B型の支柱の手持ちは、長さ180cmの両側溝(ア)が10本、長さ180cmの片側溝(イ)が4本、長さ85cmの片側溝(ウ)が2本だった。その内、棚のような机を作るのにアを4本、イを2本、ウを16cm切り縮めて2本使った。残りはアが6本とイが2本。


これも棚の両端の支柱はイで良かったんだけど、手持ち部材を全部活用するためにアを使っている。真ん中の支柱でネジ止めするために左右の棚板の高さをズラしてある。左右で同じ高さの棚もあるけど、そこはどちらか片側のネジは止めてない。

B型の支柱は棚が完成した後も棚板を手前から差し込んで追加出来るのが便利だけど、同じ高さの棚板ではネジ止め出来ない部分も出来たりして、強度的に弱いという問題がある。特に横からの力で変形し易い。それが、B型の支柱をホームセンターで扱わなくなった理由ではないかと私は思っている。そこで、棚板の後ろ側にイを2本使って横からの力で変形し難いように補強した。

棚板の上下の間隔は1段のもの2箇所、2段のもの2箇所、3段のもの6箇所、4段のもの2箇所。本棚として使う予定で、普通の本には3段の高さが必要なので多くしてみた。

これでB型の支柱を全部使う事が出来て、棚は一応完成したけど、向かい側の棚のような机との間に棒を渡して固定する計画なので、それが上手く行く迄は終わった気がしない。

2015年6月17日水曜日

棚のようで机

荷物部屋と言いながら、密かに書斎にしようと企んでいる、その切り札は棚に見せかけた机。以前の住居でリビングの壁面収納として使っていた棚と娘の本棚を活用して作ってみた。


黒い板は昔キッチンで使っていたけど以前の住居に引っ越してから余っていたもの。メラミンの化粧板で180cm*40cmの大きさ。捨てずに取っておいてようやく日の目を見た。

両端の支柱は両側に溝があるタイプ。ここは片側に溝があれば良いんだけど、手持ち部材の関係でこうなった。外側に小さな棚板を追加することも出来るんだしと考えて、溝がある事を自分に納得させる。

新しく182cm*25cmの板を3枚ホームセンターで購入し、長さ180cmにカットしてもらった。その黒い板のすぐ下に1枚と上部に2枚使った。そうすると脚の前後の幅は25cmしかなくて安定が悪そうだから、幅30cm長さ45cmの棚板を縦に使って脚を追加してみた。

設計ではこれで完成だったのだが、実際に見てみると黒い板の上部が寂しい。そこで幅30cm長さ60cmの棚板4枚を追加してみた。うん、これでバランスが良くなった。だけど机に向かって座ってみるとその追加した棚板の角の圧迫感があるし、25cmの棚板から5cm出っ張るのも気になる。

それに黒い板の厚みは17mmで他の板の厚みよりも1mm薄い。別にそれで支障はないけどこれも気になる。

それから3日を費やして気になる点を解消してみた。黒い板が嵌る溝の隙間には厚さ1mmのプラスチック板を差し込む。長さ60cmの棚板の後ろの溝に嵌る部分を少し切り取って1.5cm程引っ込める。座れば目の高さに来る棚板の角を切り取って見る。おおっ。凄く良い感じ。寸法的には僅かな違いだけど、印象は随分と違うものだ。

さて、これでほぼ完成したのだが、計画ではこの棚の向かい側にも棚を作り、転倒防止のためにその二つの棚を棒で繋ぐ積もりだ。しかし、その棒を棚にどうやって固定するのかは決まっていない。

書くの忘れてたけど、遮音と断熱を狙って棚を作る前に部屋にコルクマットを敷き詰めた。工作でトンカンやっても下に響かないように。冬でも部屋に籠もれるように。

2015年6月15日月曜日

新居でDlife難民になる

DlifeというのはBSの無料放送のチャンネルの一つで、面白い海外ドラマを数多く放映していて我が家では良く見ていたのだが、引っ越してから調子が悪い。ブロックノイズが時々発生、時には音声も途切れ、全く映らない事も。

最初、妻がハマっていたのを横目に見ていたけど、程なくして一緒に見るようになった。知性のかけらもないハリウッド映画から類推してアメリカ製の番組など大したこと無いと思っていたけど、大きな誤解だった。

面白いけど複雑で、展開が早くて、気合を入れないと見る方も話の筋について行けないような番組など日本のドラマに慣れている私にはとても新鮮だった。お気に入りのドラマは、グッド・ワイフ(NHKのBSだけど)、ホワイトカラー、スーツ、キャッスルなど弁護士ものや刑事ものが多いけど英語音声、日本語字幕にして楽しんでいる。

Dlifeの映りが悪いのはアンテナ線の接続が悪いのかと思って確認して見たけど、その他のBSも地上波も問題なく映るからそうでは無かった。受信レベルを調べるとDlifeだけ受信可能レベルのギリギリでその他のチャンネルは十分なレベルだった。念のためBSと地上波の分波器を抜いてBSチューナーの端子にアンテナ線を直結してみたけど受信レベルは変わらず。この分波器はDlife視聴の為に買い替えた事がある品だから大丈夫とは思っていたけど。

おお、そう言えば、このマンションはケーブルテレビが導入されていたのだった。だから、この地では映らないはずのテレビ大阪もKBS京都も見ることが出来るのだが、そのケーブルテレビのサイトを見るとDlifeは視聴可能な局のリストに入ってなかったのだ。念のためDlifeのサイトを見ると、視聴可能なケーブルテレビのリストというページがあった。勿論、それにも我がマンションが導入しているケーブルテレビは入ってない。

DlifeはBSの拡張チャンネルと呼ばれる2011年11月からサービスが開始された周波数帯を使っている。ケーブルテレビの設備がこの帯域を伝送出来るようになってないと見ることが出来無い訳だ。多額の設備更新費用を必要とするし、それでDlifeとCSが映るようになってもケーブルテレビは儲からない(CSはモロにライバル)からやる気なし、ってことか。
後日談:実はケーブルテレビからのBSの信号はセットボックスがないと受信出来ない事が判明。室内のアンテナ端子に来ているBSの信号はこのマンションで受信した電波を混合して供給している、と設備点検に来たケーブルテレビの社員が教えてくれた。
そう言えば、世の中にはBSのif信号のブースターという製品がある。これは使えないだろうか。調べてみたけど、分配器の前に繋ぎ、信号レベルが弱くなる前に増幅するというような使い方をするらしい。弱くなった信号を増幅してもノイズも同時に大きくなるので効果は薄いらしい。

はて、困った。Dlifeを見るのを諦めるか、我が家でBSのアンテナを設置するか、マンションの管理会社にお願いしてDlifeが映るようにしてもらうか。

2015年6月13日土曜日

大凧落下事故で感じたこと

今調べたら、事故が発生してからかれこれ2週間が経ったらしい。凧が何故落ちたのか、等と調べるのは時間の無駄だろう。飛行機とは違って、凧は落ちてはならなものではないから。事故原因はそもそも大凧の下に観客がいたからである。

勿論、そんな場所に観客の立ち入りを許したイベントの主催者に責任がある。しかし、如何に犠牲者には責任はなかったとか言っても事故の犠牲になったら元も子もない。主催者が許したからと言ってそんな危険な場所に行く方もどうかしている。

世の中リスクだらけである。リスクを如何に減らして生きていくか、これはもう自分で考えて自分の行動を律するしかあるまい。良く考えれば何も物理的なリスクだけの問題でもない、経済的リスクなど法的に許されている魔の手が至るとことから伸びてきているのだ。

しかし、リスクが少しでもあれば避けるなどと言っていては外出も飲食も出来なくなる。楽しくもないし、生きていくことも出来ない。では、どうするのか。私は高いリスクの状態でいる時間をなるべく少なくするように行動している。

海岸に行けば津波に襲われる可能性がある。でも、時には海岸に行って楽しむ。それで死んだとしても運命だ。でも、津波の危険な場所には住まない。

高層ビルに行けば火災で焼け死ぬかもしれない。でも、時には高層ビルからの景色を楽しむ。でも、タワーマンションには住まない。

歩行者や自転車より、自動車は加害の可能性も被害の可能性も高いと信じている。だから車の運転をしないという選択もある。でも、いざという時には役に立つ存在でもあると信じている。だから私は車を所有して、しかしあまり使わないようにしている。年間走行距離1000キロがこの5年の平均値。

私の車は軽自動車である。よく、ベンツなどの高級車の方が安全と言われる。確かに物理的に言うと重い車と軽い車がぶつかれば軽い方が弾き飛ばされるのは道理であって、重いベンツの方が軽くて環境に優しい軽自動車よりも軽い被害になる可能性はある。しかし、自分だけ助かって相手をペチャンコにして心は痛まないのだろうか。

それに、ベンツだって街を走っている車の中で一番重い訳ではない。大型トラックとぶつかればどうなるのか分からない。それだったら、軽自動車でも良いではないか。なるべく少ない機会で、しかも出来れば事故の可能性の少ない時間や天候の時に乗って。

2015年6月11日木曜日

京都の地名は面白い

今朝の日経新聞で面白いものを見つけた。京都の新築分譲マンションの広告なのだが、注目はその所在地の表示。
京都市中京区寺町通四条上がるより六角下がるまで裏寺町595番
おおぉ~、ここ迄長いのは初めて見た。広告にフリーダイヤルの電話番号が載っていたので、電話して確認してみた。 あのー、今朝の日経新聞の広告にあった京都のマンションですけど、この所在地”京都市…595番”って住民票でも郵便の宛先でも使われますか? はい、そうです。

やっぱり。それに、マンションだったら更に部屋番号も加わるだろうし。面白いけど、ここには住みたくないな。因みに、今住んでいる所は、B市X町 2桁 番 1桁ー3桁 号、というのが住民票上の表示。マンションだから最後に部屋番号が加わっているけど、それでもなお簡潔だから新しい住所は好きだ。

全く、京都の地名は謎である。とは言っても解説してくれるWebのサイトもあって理解は出来る。町名よりも通りの名前。私は地図が好きで京都の市街地もよく眺めているから分かるけど、町名が多すぎるのだ。生粋の京都の人でも町名だけでどの辺りか言える人は少ないのではないか。その点、通りの名前の方がずっと少ない。

ああ、だからか。森見登美彦の小説の中で、子供の時に通りの名前を覚える歌を暗唱した話が出てきた場面があったっけ。

さて、何で通りの名前の方が少ないかと言うと、ひと続きの道はブロック毎に名前が変わることが無いから。その御蔭で道に迷った時も随分と助かる(GPSの助けが無いとき)。ある通りに出くわせば、その通り沿いの何処かにいることが分かるから。

そう言えば、若い頃に車で夜に走っていて道に迷ったことがあった。車から降りて夜空を見上げ、北極星を探して方向を確認。で、こっちの方に走ればきっと国道に出ると分かって無事に窮地を脱出。いくら人間が3次元の生き物とはいっても、所詮2次元上を這い回っているのだから進めば目の前を横切る線にどこかでぶつかるのだ、と改めて思ったものだった。

話はまた逸れるが、ウチの近所は東西は”通り”と呼んでいるが、南北の通りは”筋”と呼び方を変えている。こういう知恵も面白いなと思うんだけど、京都では区別は無いらしい。また、米国で短期間だが暮らした場所では、”avenue” と ”street” を東西と南北で使い分けていた。蛇足ながら、番地が偶数か奇数かで通りのどっち側か区別出来るらしい。

それで、ようやく本題に入るけど、その数多い町名に面白いものが多すぎ。聞いただけでその町の歴史が目に浮かぶようなものもあれば訳の分からないものも多数。私の一番のお気に入りは”天使突抜”かな。

2015年6月10日水曜日

B市でもクリーンセンターへ

今日、不要になったスチールラックをクリーンセンターへ処分してきた。それで不要な物が少しでも減れば、荷物部屋にコルクマットを敷いてから集成材を使った棚を作るという作業が少しは楽に出来るはずだ。

そのスチールラックは引越し荷物にしないで今迄住んでいたA市で処分するのが一番良かっただろうけど、引っ越し直前になってやっと分解出来たり電子レンジが載っていたりと、処分する時間が無かったのだ。

越してきたB市のクリーンセンターでも、最初に車ごと計量、次に粗大ゴミを降ろして、最後にもう一度計量してその差分をゴミの重さとして料金支払い、という方法は同じだった。

でも、A市とは違って計量所で車を降りる必要がなく、まるで有料道路の料金所のようなブースから書類をくれたり料金の精算をしてくれる。また再度の計量は最初の秤とは別の場所。でも路面に書かれた矢印で誘導されるから分かりやすい。また、A市では30分の刻みで予約時間が決められるけど、B市はその日の受け入れ時間中に行けば良いので楽だ。

粗大ごみの出し方はマスターしたけど、もう出せるものは殆ど無いな~。

2015年6月8日月曜日

住宅費は交通費を合計して考える

今回の転居で我が家の住宅費は1.5倍になったのだが、贅沢している気がしない。

玄関、脱衣場、キッチン、トイレ、収納、以前の住居で狭くって使いにくかった場所が全部少しずつ広い。湿気も少ないし部屋は暖かいし日当たりは最高だ。トイレの便器も高級品だから汚れが付き難く使う水量も少ない。住民は子供達さえ礼儀正しく挨拶してくれるし、玄関から廊下に出れば遠く六甲の山並みが見えて心地よい。(ベランダ側は視界は開けてるけど高速道路と鉄道が主でイマイチ。)

それでも、今度の家は量(広さ)も質も我が家にとって必要な水準だからこそ贅沢していると感じないのだと思う。広さ62平米から75平米へ。夫婦二人暮らしになったのに広い所に引っ越してきた。寛ぐのに広い空間は必要ない。だけど、何か作業をする時には場所が必要だ。今迄、狭いが故にやりたい事を無意識に抑えていたような気がする。荷物部屋と言いながら作ろうとしている書斎スペース兼工作室の事を思うとワクワクしてくる。

今の住居の水準から考えると、以前の住居の質はイマイチだったんだなと思える。それでも以前の住居に引っ越した当時は良い所に引っ越してきたと感じたのだが。質が低いのに慣らされているとそれで当たり前のような気になっているのは何も住居に限った話ではない。食品だって、人権だって、教育だって、職場だって、街並みだって。

さて、利便性を求めた都会での住宅費の話。田舎暮らしとは全く別の次元の話になるけど、都市とその近郊に於いては住宅費に応じて生活の質が変化する。食事や教育などは工夫次第で安くても良質なものを提供出来ると思うけど、住宅は良質ならお値段も安くはない。でも、それが生活の質に直結するならそこに費用を掛けるべきだと思う。

しかし、生活の質が上がった故に抑えられる費用も多い。家が心地よいから外食が減ったり(実際は近所に良い店が沢山あるから増えたけど)、近所の散歩が観光地より楽しかったり。特に交通費に関しては、利便性が増せば自家用車を持たないとか定期代が安くなるとかで、住宅費と合計して実質どの程度費用が増えるのか考えるべきだろう。

今回の引っ越しも、もし我が家に通勤通学者がいて、更に車を手放すことにしていたら(実際は駐車場代が1万円増えたけど)家計の消費水準は変わらなかっただろう。

2015年6月7日日曜日

リビングボードの制作

引っ越してから早1ヶ月。まだまだ片付いてないのは自家用法人の移転登記に時間が取られたせいもあるけど、棚が完成してないのが大きい。

新居は収納が増えたとは言え、そして引越し時の断捨離で物がかなり減ったとは言え、収納用品やカラーボックスなども減らしたから、以前から使っていた自作の棚を復活させなければ物が上手く片付かない。

自作の棚は、ホームセンターで集成材の板をカットしてもらって棚板にして、溝が等間隔に刻んである棚板の支柱もホームセンターで購入して自分で組んだ。引っ越しの際に全部バラして持ってきたけど、元通りには組まずに新居に合わせて再編成することにした。手持ちの部材をどう利用するか、何を買い足せば良いか、設計には時間がかかる。

実は支柱は2種類の物を使っていた。一つは溝が片側にあるもの(以後A型と呼ぶ)。厚さ18ミリの板を10cm間隔にはめる事ができる。もう一つは溝が両側(両端の支柱用に溝が片側のものも)にあるもの(以後B型と呼ぶ)。こちらは厚さ18ミリの板だけど、10.8cm間隔だから両者に互換性はない。写真の一番上だけがA型で、その下側全部B型。溝のピッチの異なるのが見て分かる。


それでホームセンターを回って調べたけど、B型の支柱はどこにも売ってなかった。このタイプは棚の完成後も棚板を手前から差し込んで容易に追加できて重宝するんだけど。また、ホームセンターでカットしてくれるのは新しく買った部材だけだという問題もある。のこぎりは持っているから見栄えを無視すれば自分で切れるけど、出来るだけ今の部材をそのまま使えるように考えた。

それで、第一弾としてリビングボードが完成。今までより30cm高くして、幅も45cm伸ばした。掃除し易いように(本当は手持ち部材の事情)両端には脚がない構造。そうすると延長部分が折れないように、長さ182cmの集成材そのままの部分を最上段は右側に中段は左側になるようにして45cmにカットした棚板を追加してみた。棚板の側面に柱の元の位置が水着の跡のようについてちょっと艶かしい。最上段と中段でその柱の元の位置がズレているのが分かるだろうか。


リビングボードは左右対称に作った。右側が私の陣地、左側が妻の陣地でそれぞれの身の回りの品を収納する。真ん中の支柱の間隔を広くしてあるので、そこから棚板を入れて横にスライドすれば自由に棚を追加できる。

支柱は全部A型である。高さを変えるために、私の本棚に使っていた支柱を転用したのと、他に4本を買い増した。互換性があるとは言っても別の製品で長さが異なる。下側は溝の位置で切り揃えた(その切り落とした部分はレンジ台に使用)が、上側に突き出ている部分は後ろの柱のほうが長い。

子育て中は食卓にはテレビを置かないようにしていたのだが、新居では室内のアンテナ端子の場所の都合で、このテーブルの真横の位置しか適当な場所がない。夫婦二人だけの生活ならテレビを見ながらの食事も…。

2015年6月5日金曜日

もう早期退職とは言えない年齢

先日、転居はがきを出したら、かつて寮で同室だった事もある旧友からお返事を頂いた。こぶり主義のブログに転居の事が書いてあったから近々引っ越されると思ってました、と。

このブログの宣伝はしていないと思っていたけど、つい年賀状に書いていたらしい。私が早期退職したことをやっかむような人物ではないと確信しているからこそだとは思うんだけど。

その葉書には自身の定年の事もチラッと書いてあった。それで私も、もう早期退職とは言えない年齢になったんだな、と気がついた。そう言えば、私の父の年代は55歳で定年だった。私はとうにその年齢を過ぎた。以前なら立派な定年退職者だ。

しかし、社会は定年の年齢をどんどん延ばしていく。年金の財政が苦しいのか、若者の数が足りないのか、理由は色々あるだろうけど死ぬ迄働くのを社会の常識にしたいのだろうか。日経新聞を読んでいるとそう感じる事もある。

しかし、働かずとも生きていける、その定年後の暮らしこそ自分で自分の人生を操る事ができる貴重な時期だと思う。私は人より先にそんな状態になったのだが、事前になんの準備も心構えもなくその貴重な時期に突入した訳で、有意義に過ごしていると自覚出来るようになったのがつい最近である。

まあ、それまで試行錯誤していたことを今ブログに書いている訳で、これから定年になる人がこれを読めば何らかの参考にはなると思う。このブログがお役に立てば幸いである。

2015年6月4日木曜日

高速のリフレッシュ工事が終わったら

その日、近くを通っている高速道路のリフレッシュ工事は何時頃終わるのかな、と思いながら、朝起きて窓の外を見たら、もう車は走っていた。気付かなかったのは雨が降っていたせいもある。窓は閉まっていたし、雨の音も聞こえていたから。

でも、それから何日か経って、その高速道路から聞こえてくる騒音が以前と比べると明らかに小さくなっている事に気づいた。窓を開けていればよく聴き取れなかったテレビの声が今は聞き取れる。そうか、道路が良くなって騒音が減ったのか。確かに聞こえてくる騒音の大半はタイヤが出す音だった。

同じ道路の騒音でも幹線道路の傍で、しかも信号の近くで坂道でもあれば尚更、発進の時に吹かすエンジンの音、停車するときのブレーキの音などウルサイものだ。妻の実家はまさにそんな場所で、だから妻はこの高速道路の騒音はそれ程気にならないという。

まあ、このリフレッシュ工事のお陰で新居の数少ない欠点が緩和された訳だが、やはり騒音はもっと小さくなって欲しい。そんな事を考えている内に、都市高速道路が時速60kmと低く制限されているのは騒音の為ではないかと思った。それ迄は進入路が短いせいだと思っていたけど。これからは周辺住民の為にも、騒音をなるべく出さない運転を心がけようと心に誓ったのだった。

2015年6月3日水曜日

再びADSL

モバイルルーターでネット環境を作ると宣言してからまだひと月。確かに引越し前後の期間もネットアクセスが確保され、重宝したのだが、やはり制限がかかると遅い。制限がかかったらネットのやり過ぎなんだからそこで止めればいい等と考えていたが、娘と容量をシェアしているし、Windows Updateのデータも多くてロクにやってなくてもすぐに制限だ。

一体何を我慢しているのか。良き環境のために高い家賃を払っているというのに、快適なネット環境を作る為の僅かな出費をケチってどうする。最近、家賃を基準に出費を考えることにしている。そうすると、自然と出費が甘くなるけど、それで出費のバランスがとれるとも言える。特に私はケチケチ病を治そうとしているのだから好都合だ。

最近は光回線が主流だけど、NTTの固定電話を使っていてADSLのスピードで満足出来るなら、この組み合わせが一番安い(ケチケチ病?)。それに地図で見る限り新居の方がNTTの局に近い。今迄よりも速い可能性が高い。

業者はYahooBBが一番安いらしいけど、何年間か経過後は高くなるらしいので止めておく。その次となると、今迄使っていたADSL-directだ。ここは元々イー・アクセスという会社だったのがワイモバイルに変わり、この4月からはソフトバンクモバイルになった。結局はYahooBBと一緒になるのではないかとも思うが、今迄不満なく使っていたからここに新規で申し込んだ。12Mbpsのコース、一年間の利用縛り有りで税込み月額1522円。

そして、今日が NTT工事日なのだ。利用は翌営業日からと案内されていたけど、夕方になって機器を接続してみたら、すぐに繋がった。さっそくネットのスピード測定をする。下りは9Mbps、上りは1Mbps、上出来だろう。以前はその半分以下のスピードだったから。又一つ、我が家が快適になった。

2015年6月2日火曜日

ご飯の炊き方を変える

パッキンがダメになった電気炊飯器を捨てて、ご飯を炊くのに圧力鍋を使い出してからもう随分と経つ。いい圧力鍋を買えば長持ちするし、ご飯も美味しく炊けるし、早く炊けるし、という理由からWMFのパーフェクトプラス2.5Lを購入した。大き過ぎると使いにくいからと思って、売れ筋の4.5Lよりも一回り小さいこれにしたけど、これでも4人家族に必要な4合半は炊けたし、二人暮らしになってみれば1合でも上手く炊ける点で重宝している。

一日2回炊くような使い方を長年してきたが、それでもパッキンは数年もつ。蒸気がもれるようになったら替えどきだが、裏返したり、パッキンを少し回してずらせば、替えパッキンを手に入れる迄の応急処置(数ヶ月! だったり)になる。しかし、パッキンは18cmサイズ。他のパーフェクトプラスは全て22cmサイズだから手に入れ難いし、割高だ。それでも度々アマゾンで買ってきた。

最近また蒸気がもれるようになったから、早速アマゾンで購入。WMFパッキンで検索、出てきたパッキンの小さい方をポチッと。そして、届いた品を洗って、交換して…。


入りまヘン。何で? 実は、購入したのは20cmサイズ。パーフェクトプラスにはそんなサイズの圧力鍋はない。しかし、廉価版のシリーズの方にそんなサイズの圧力鍋が出来たらしい。もしアマゾンが18cmサイズも取り扱っていれば3種類のサイズが掲載された訳で、流石に気づいたはずなのだが。

開封した消耗品の返品は出来ないのだから、ちゃんとサイズの確認をしなかったことで2160円を無駄にしたのは明らかだった。しかし、これで将来もっと大変な過ちをせずに済むかもしれない、と自分を納得させる。

不貞腐れていたら、妻が大丸梅田店に電話して扱っているか聞いた。すると、阪急梅田店にあるはず、という回答が。阪急梅田店にも電話してくれて、そのサイズのパッキンの在庫を確認、取り置きを頼んでくれた。定価で税込み2700円。明日、大阪に行く用事があるから電車賃は無視できるし。(妻に内緒でさっき検索したら、ヨドバシ・ドット・コムでも売っていた。こっちは50円安いのとポイントが10%付くのと送料無料。)

WMFの換えパッキンは高価だが、もし、安い圧力鍋は換えパッキンがなくて使い捨てするしかないなら、それよりは経済的と言えよう。また、以前買った時のサイズを忘れてしまう程にパッキンが長持ちした証拠であるとも言える。

さて、ここからが本題。ご飯の炊き方について。

圧力鍋を買った当初に色々試してみた結果、最初は強火にしないと蒸気が出るだけでピンが上がらない事があるし、圧力と時間をかけ過ぎるとご飯が固くなり黒ずむことが分かったので、以下のようにしていた。
  1. お米はCOOPの無洗米で、無洗米用の計量カップ1合に対し水1合、乃至1.1合の割合(お米の含水量によって加減)で仕掛けて30分以上置く。
  2. 強火にかけてピンが上がり(ここでタイマーをスタート)最初のオレンジの帯が完全に見えたら一番弱火にして、3分間その圧力を維持(お米の量とか季節によって火力を調整する必要もある)してから火を消す。
  3. ピンが下がり蒸気が抜ける音がしてからそのまま5分以上蒸らして蓋を開け、かるくご飯をかき混ぜる。
しかし、新居でも同じやり方で炊こうとして問題が。

今迄使っていたガスレンジは2口だが、ガラストッププレートの高級品(自分で買ったもの)。魚焼きグリルは水無し両面焼きだし、タイマーで消火もしてくれる。今度のガスレンジは3口のビルトインコンロだが少し古いタイプで、メタルトップだし、魚焼きグリルは片面焼きだし、タイマーはあるけど標準コンロしか働かないらしいし。

しかし、一番の問題は標準コンロの火力が弱すぎて圧力鍋のピンを上げるのには不向きだし、強火コンロの火力は十分ではあるが弱火にしても圧の上昇が止まらないこと。だから、今迄と同じ炊き方にするには最初は強火コンロでピンを上げ、標準コンロに移し替えて炊き上げる必要がある。それで、家主に頼んでコンロを最新式に交換してもらおうか(費用は全額?自分持ちで)とも考えた。

だが、単に炊き方を変えてみればよいのだ。 強火コンロにかけてピンを上げ、オレンジの帯の2つ目の下にある青い色が見えたらすぐに火を消す。それで今迄と同じように美味しいご飯が炊けた。炊く時間も短くなるし。

これならコンロを移し替えてなくても、タイマーを使わなくても問題ない。そうと分かればコンロを交換したい気持ちはすっかり消えた。どうやらトッププレートやら魚焼きグリルは今のままでも大した不満はなかったらしい。まだ使えるコンロを捨てずに済んだよ。