このブログを検索

2015年6月13日土曜日

大凧落下事故で感じたこと

今調べたら、事故が発生してからかれこれ2週間が経ったらしい。凧が何故落ちたのか、等と調べるのは時間の無駄だろう。飛行機とは違って、凧は落ちてはならなものではないから。事故原因はそもそも大凧の下に観客がいたからである。

勿論、そんな場所に観客の立ち入りを許したイベントの主催者に責任がある。しかし、如何に犠牲者には責任はなかったとか言っても事故の犠牲になったら元も子もない。主催者が許したからと言ってそんな危険な場所に行く方もどうかしている。

世の中リスクだらけである。リスクを如何に減らして生きていくか、これはもう自分で考えて自分の行動を律するしかあるまい。良く考えれば何も物理的なリスクだけの問題でもない、経済的リスクなど法的に許されている魔の手が至るとことから伸びてきているのだ。

しかし、リスクが少しでもあれば避けるなどと言っていては外出も飲食も出来なくなる。楽しくもないし、生きていくことも出来ない。では、どうするのか。私は高いリスクの状態でいる時間をなるべく少なくするように行動している。

海岸に行けば津波に襲われる可能性がある。でも、時には海岸に行って楽しむ。それで死んだとしても運命だ。でも、津波の危険な場所には住まない。

高層ビルに行けば火災で焼け死ぬかもしれない。でも、時には高層ビルからの景色を楽しむ。でも、タワーマンションには住まない。

歩行者や自転車より、自動車は加害の可能性も被害の可能性も高いと信じている。だから車の運転をしないという選択もある。でも、いざという時には役に立つ存在でもあると信じている。だから私は車を所有して、しかしあまり使わないようにしている。年間走行距離1000キロがこの5年の平均値。

私の車は軽自動車である。よく、ベンツなどの高級車の方が安全と言われる。確かに物理的に言うと重い車と軽い車がぶつかれば軽い方が弾き飛ばされるのは道理であって、重いベンツの方が軽くて環境に優しい軽自動車よりも軽い被害になる可能性はある。しかし、自分だけ助かって相手をペチャンコにして心は痛まないのだろうか。

それに、ベンツだって街を走っている車の中で一番重い訳ではない。大型トラックとぶつかればどうなるのか分からない。それだったら、軽自動車でも良いではないか。なるべく少ない機会で、しかも出来れば事故の可能性の少ない時間や天候の時に乗って。