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こぶり語を作りたい

私は何かを作ることが好きだ。工作は勿論だけど、ものではなくてもよい。会計プログラムとか自家用法人とかの何かの仕組みを作るのも好きだ。言語もある意味システムだからそれを作ることに興味を覚える。

人工言語といえばエスペラント語が有名だけど国際共通語としては普及しなかった。結局は英語がその地位を獲得したんだけど、その英語を改造して使い易く、学び易くしようとした人がいた。オグデン、わずか850語で英語と同等の表現能力を持たせるべくベーシック・イングリッシュを作った男。私はこの本を読んで知った。

 「850語に魅せられた天才 C.K.オグデン」 相沢佳子 著 北星堂書店 2007年11月

結局、そのベーシック・イングリッシュもそのままで普及することはなかったんだけど、その思想を取り入れてさまざまな所で分かりやすい英語が書かれている。

一方、エンジニアの世界では色んな人工言語が普及している。C言語とかコンピュータ用の言語だけど。そんな理系の知見も加えたら、或いはもっと良いものが作れるんじゃないかと思っている。私はそれを日本語でやってみたいのだ。

私は英語に限らず色んな言語の学習に手を伸ばしているけど、どれ一つとしてマトモに話せないし、話せるように頑張ろうとも思ってない。

世間では語学の学習の目的は話せるようになること、そういう人が多いと思う。それで仕事に役立てて収入を増やしたかったり、外国人との会話を楽しんだり、海外ドラマを原語で見たり、またそんな自分を凄いと思いたかったりするのではないか。

しかし、私は上達しなくても語学の学習が十分に楽しい。学んで色んな発見をするのが楽しい。それに、もし学習の目標をネイティブ並みに喋れるようになること、等とすればネイティブ自体が崇拝の対象になってしまうではないか。

多言語学習なら英語もその中の言語の一つに過ぎなくなるし、フランス語、ドイツ語、ラテン語等も併せて学べば英語の成り立ちも分かってきて英語だけを学ぶよりも何倍も楽しい。自分の母語であり思考のツールとしても一番大事な日本語も韓国語や中国語を学ぶことによりまた違った見方も出来るようになる。

それから、スペイン語とイタリア語も日本人には発音し易くてお薦め。ラテン語からどう変化したかを調べるのも楽しいし、レストランや音楽でも役に立つ。

この生活を始めてから色んな言語の学習に手を出したけど、最終的に興味は日本語に向かっている。しかも、この言語を自分なりに改造してみたくなった。しかし、私が勝手に日本語を改造する訳にはいかないから、その改造した日本語をこぶり語と命名しよう。オグデンが英語からベーシック・イングリッシュを作ったように。

では、こぶり語とは何か。なるべく少ない語彙で、なるべく少ない文法で日本語で表現出来ることは表現できて、かつ日本語を理解する人には理解出来る言語。そして、こぶり語でこぶり語が定義出来たら面白いと思っている。