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2015年6月2日火曜日

ご飯の炊き方を変える

パッキンがダメになった電気炊飯器を捨てて、ご飯を炊くのに圧力鍋を使い出してからもう随分と経つ。いい圧力鍋を買えば長持ちするし、ご飯も美味しく炊けるし、早く炊けるし、という理由からWMFのパーフェクトプラス2.5Lを購入した。大き過ぎると使いにくいからと思って、売れ筋の4.5Lよりも一回り小さいこれにしたけど、これでも4人家族に必要な4合半は炊けたし、二人暮らしになってみれば1合でも上手く炊ける点で重宝している。

一日2回炊くような使い方を長年してきたが、それでもパッキンは数年もつ。蒸気がもれるようになったら替えどきだが、裏返したり、パッキンを少し回してずらせば、替えパッキンを手に入れる迄の応急処置(数ヶ月! だったり)になる。しかし、パッキンは18cmサイズ。他のパーフェクトプラスは全て22cmサイズだから手に入れ難いし、割高だ。それでも度々アマゾンで買ってきた。

最近また蒸気がもれるようになったから、早速アマゾンで購入。WMFパッキンで検索、出てきたパッキンの小さい方をポチッと。そして、届いた品を洗って、交換して…。


入りまヘン。何で? 実は、購入したのは20cmサイズ。パーフェクトプラスにはそんなサイズの圧力鍋はない。しかし、廉価版のシリーズの方にそんなサイズの圧力鍋が出来たらしい。もしアマゾンが18cmサイズも取り扱っていれば3種類のサイズが掲載された訳で、流石に気づいたはずなのだが。

開封した消耗品の返品は出来ないのだから、ちゃんとサイズの確認をしなかったことで2160円を無駄にしたのは明らかだった。しかし、これで将来もっと大変な過ちをせずに済むかもしれない、と自分を納得させる。

不貞腐れていたら、妻が大丸梅田店に電話して扱っているか聞いた。すると、阪急梅田店にあるはず、という回答が。阪急梅田店にも電話してくれて、そのサイズのパッキンの在庫を確認、取り置きを頼んでくれた。定価で税込み2700円。明日、大阪に行く用事があるから電車賃は無視できるし。(妻に内緒でさっき検索したら、ヨドバシ・ドット・コムでも売っていた。こっちは50円安いのとポイントが10%付くのと送料無料。)

WMFの換えパッキンは高価だが、もし、安い圧力鍋は換えパッキンがなくて使い捨てするしかないなら、それよりは経済的と言えよう。また、以前買った時のサイズを忘れてしまう程にパッキンが長持ちした証拠であるとも言える。

さて、ここからが本題。ご飯の炊き方について。

圧力鍋を買った当初に色々試してみた結果、最初は強火にしないと蒸気が出るだけでピンが上がらない事があるし、圧力と時間をかけ過ぎるとご飯が固くなり黒ずむことが分かったので、以下のようにしていた。
  1. お米はCOOPの無洗米で、無洗米用の計量カップ1合に対し水1合、乃至1.1合の割合(お米の含水量によって加減)で仕掛けて30分以上置く。
  2. 強火にかけてピンが上がり(ここでタイマーをスタート)最初のオレンジの帯が完全に見えたら一番弱火にして、3分間その圧力を維持(お米の量とか季節によって火力を調整する必要もある)してから火を消す。
  3. ピンが下がり蒸気が抜ける音がしてからそのまま5分以上蒸らして蓋を開け、かるくご飯をかき混ぜる。
しかし、新居でも同じやり方で炊こうとして問題が。

今迄使っていたガスレンジは2口だが、ガラストッププレートの高級品(自分で買ったもの)。魚焼きグリルは水無し両面焼きだし、タイマーで消火もしてくれる。今度のガスレンジは3口のビルトインコンロだが少し古いタイプで、メタルトップだし、魚焼きグリルは片面焼きだし、タイマーはあるけど標準コンロしか働かないらしいし。

しかし、一番の問題は標準コンロの火力が弱すぎて圧力鍋のピンを上げるのには不向きだし、強火コンロの火力は十分ではあるが弱火にしても圧の上昇が止まらないこと。だから、今迄と同じ炊き方にするには最初は強火コンロでピンを上げ、標準コンロに移し替えて炊き上げる必要がある。それで、家主に頼んでコンロを最新式に交換してもらおうか(費用は全額?自分持ちで)とも考えた。

だが、単に炊き方を変えてみればよいのだ。 強火コンロにかけてピンを上げ、オレンジの帯の2つ目の下にある青い色が見えたらすぐに火を消す。それで今迄と同じように美味しいご飯が炊けた。炊く時間も短くなるし。

これならコンロを移し替えてなくても、タイマーを使わなくても問題ない。そうと分かればコンロを交換したい気持ちはすっかり消えた。どうやらトッププレートやら魚焼きグリルは今のままでも大した不満はなかったらしい。まだ使えるコンロを捨てずに済んだよ。