それは、リアバックレストの寝かせ過ぎた角度を適正にする為で、座り心地が良くなるのと同時にラゲッジスペースも若干広くなるというものだ。今回のものは3代目のもの。
初代はアルトの純正のキャッチャーを部品でオーダーして自分で加工したのが初代の作品。これは部品を長い方向に使ってみたのだが起こしすぎて不評だった。
2代目の作品はU字型の金具を買ってきてこれも自分で加工した。これで起こす量が減って座り心地が良くなったが、じっくり座って確認すると、更に少しだけ寝かすのが最適だと分かった。
そうすると、初代の部品を今度は横方向に使えば上手くいくと思っていたが、溶接したい部分があって加工が面倒で先延ばしにしていた。
以前、車検を頼んだ時に、その車屋さんが工作好きだと分かっていたし、自動車整備工場なら溶接の設備くらいはあるだろうと思って頼んでみた。
上々の出来栄え
金具を切って溶接するだけで、残りの加工は自分でやるという条件で頼んだのだが、実際は溝の加工や塗装までやって頂いた。
これが本来のバックレストキャッチャーに加工した部品を取り付けた様子。車屋さんによれば電気溶接だと美しくないので鑞付け加工にしたとの事。本来のキャッチャーと接する部分は削って溝にし、両者をホースバンドで締めて固定する。
そして、これがバックレストをロックした時の様子。加工した部分はほぼ隠れる。
改造の初代は、もっぱらラゲッジスペースの拡大を目的にバックレストを起こしたのだが、今は座り心地の面で最適になるように起こす量を決めるようにしている。それでも軽自動車のラゲッジスペースは小さいので、改造をしないよりは僅かでも広がるから助かる。
改造の初代は、もっぱらラゲッジスペースの拡大を目的にバックレストを起こしたのだが、今は座り心地の面で最適になるように起こす量を決めるようにしている。それでも軽自動車のラゲッジスペースは小さいので、改造をしないよりは僅かでも広がるから助かる。
後で、車屋さんの請求書を見ると、加工代金はたったの3,000円だった。工作好きとは言っても、頼んだ方が良い場合もあるのだと納得した。自分で手を動かしてなくても、どう加工するのか考えたのは私だ。紛れもなく私の作品だ。