詐欺の手口
まず、どのような融資かと言うと、決まって「中小企業経営力強化資金」とか、それに類するようなタイトルで、無担保で年利1%ちょっとの金利で3千万円位融資してくれるという内容である。
申し込みには代表者の身分証明のコピーと共にFAXの空欄を埋めてFAXを返送させるようになっている。そうやって情報を取るのが目的の詐欺かな、と思いつつネットで調べてみたら、詐欺の手口は保証金を巻き上げるのが目的らしい。
融資するのに保証金を取ると言うのも変な話だが、融資条件が相当良いので資金繰りの苦しい会社は応じてしまうのだとか。3千万円の融資に対して7百万円も巻き上げられた例もあるとか。
詐欺会社を調べる
FAXには融資する会社の情報がもっともらしく載せてある。会社は東京の株式会社を名乗っていて住所、電話番号、FAX番号、URL、社長名、資本金(数億円)、設立年月日(設立後20年位)などが書かれている。
こんなもの、嘘か真かは国税庁の「法人番号公表サイト」で調べれば簡単に分かる。今日来たFAXに載せてある会社名と所在地が一致するようなものはこの法人番号公表サイト」では見つからなかった。
実在の会社名と所在地を使う事例もあるそうだが、電話番号が 050 で始まるようでは信用出来ないし、URLにあるWeb ページもなかったり、実在の会社のWebページとは別の胡散臭いものだったり。
なぜ我が自家用法人の電話番号が漏れたのか?
しかし、今の住所に越してからは我が自家用法人の電話番号は役所や銀行の他に知らせた所というと名刺作成の為にアスクルに登録した位しか思い当たらない。
法人の情報だと個人情報保護の対象外だからそういう情報を売っても違法にはならないのだろうか。