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2020年7月10日金曜日

e-gov を使って算定基礎届を提出する

我が自家用法人もペーパーレス化を徹底しようと、今年の算定基礎届はe-govを使ってオンラインで提出する事にした。

これで役所への提出書類はペーパーレス化完了

従業員なし、資産なし、売上なし、の自家用法人でも運営するのに最低限必要な仕事は…
  • 毎月:役員報酬振り込み(by ゆうちょダイレクト)
  • 毎月:通帳への記入(by ATM)
  • 1月と7月:所得税徴収高計算書を税務署に提出(by e-Tax)
  • 1月:給与支払報告書と源泉徴収票等の法定調書合計表を市役所と税務署に提出(by eLTAX)
  • 7月:算定基礎届と総括表を年金事務所に提出(by e-gov)
  • 2月:決算書作成(by こぶり会計帳簿—Googleスプレッドシート上で動作)
  • 2月:仕訳帳と総勘定元帳のプリントアウト
  • 2月:法人税確定申告書を税務署に提出(by e-Tax)
  • 2月:法人県民税と法人市民税の確定申告書を県税事務所と市役所に提出(by eLTAX)
  • 2月:法人県民税と法人市民税の支払い(by 銀行窓口)
この他に、会社の運転資金が足らなくなったら私の口座から会社の口座に振り込み(役員借入金)。

ペーパーレスとは言っても会計帳簿に関しては電子保存が許可されてない場合は紙に印刷して保存する必要がある。銀行取引についてもネットバンキングならペーパーレス化可能だとは思うが、通帳に記帳している。

リストで2月と書いてあるのは我が自家用法人の決算日が12月31日で確定申告書の期限はその2ヶ月後の2月末だからで、1月に提出しても構わない。これで事務作業の期限は1月と7月に集中出来て忘れにくくなる。

e-gov には2種類のやり方

e-gov を使って年金事務所関係の書類を提出する場合、実は2種類の方法がある。
  • 作成した書類に電子証明書で署名して送信する。
  • gBizIDを取得し、そのIDでログインして作業し、電子証明書なしで送信する。
gBizIDを取得すれば社会保険関係以外の手続きにも便利らしいが、ネットで申請書を請求し、それに法人の印鑑登録証明書も付けて返送する必要があるらしい。時間が掛かって算定基礎届の提出期限に間に合うかどうかも分からない。

一方、電子証明書は e-Tax などと同様に法人の電子証明書(有料)でなくても事業主(代表者)の個人の電子証明書(無料)でもOKで、マイナンバーカードの電子証明書もカードリーダーも全部揃っているからこちらの方法を選んだ。

役所のシステムは使えるのか

今迄、e-Tax、eLTAX と使ってきたが慣れるまで一苦労したし、使う度にシステムがバージョンアップしましたと言われてインストール再起動させられる。早くブラウザーベースのまともなシステムにして欲しいとは思うが、それでも紙で申告書を提出するよりは多少は楽が出来ると思う。提出するのに郵送や役所に行く手間がないし、控えを電子ファイルのまま保存出来るのも良い。

そして、e-gov も e-TaxやeLTAXと同様にPCにインストールが必要なブラウザーベースではないシステムだった。しかも、作成したファイルをそのまま送信する事がなぜか出来ず、一度ファイルを e-gov のシステムに預け、預り証のファイルを受け取って、送信の画面に移ってからその預り証を入力する必要があるという謎なシステムだった。それでも、やり方が分かったらそんなに難しい事はなかった。これからは e-gov を使って提出していこうと思う。

それに、今年の9月末からは多少は使い易いシステムになるらしい。


今迄、給与支払報告書と源泉徴収票は名前こそ違え同じデータだったけど税務署にはe-Taxで市役所にはeLTAXで別々に申告書を作って送信する必要があった。でも、今では、eLTAXから市役所と税務署に送信できるように改善された。これからも、きっと色々と改善してくれると信じている。

追加情報

社会保険の手続きは e-gov 経由以外に日本年金機構からダウンロード出来る「届書作成プログラム」からも電子申請出来るらしい。e-gov を使った申請だと画面では申請書の体裁で作成出来るのだがその状態では印刷出来ず、控えのファイルもxmlファイルになっていてメモ帳などで中身の確認は出来ても申請書の体裁で印刷(pdf化)する事は出来なかった。

「届書作成プログラム」を使えば印刷も可能なようだ。但し、e-gov で作ったファイルをこのプログラムに読み込ませて印刷しようとしたが、ファイルの形式が異なるようで読み込めなかった。

このソフトで申請書のファイルを作ってから e-gov 経由で電子申請する方法とこのプログラムのメニューから(こちらはマイナポータル経由らしい)申請する方法があるらしい。来年は e-gov ではなくコチラで申請書のファイルを作ることにしよう。