このブログを検索

2020年4月26日日曜日

犬の生活と猫の生活

コロナウイルスのお陰で、家でゴロゴロしている方が 外で活発に活動するよりも褒められる生き方になった。たった2ヶ月で世の中がこんなにも素早く変化して本当に驚く。

原油先物取引でマイナス価格が付いたのも衝撃的な出来事だった。石油の消費量が急激に減ったのが原因で、普段の石油消費の多くが不要不急な事の為に使われていた事が明らかになったのだ。

犬と猫、対照的なペット

「家でゴロゴロ」「外で活発」と書いていて、犬と猫のことが頭に浮かんだ。童謠「雪」の歌詞にもあるように、犬は外を駆け回り 猫は家の中で寝ているのが好きなペットである。それから、犬は飼い主に構ってもらうのが大好きなのに (自分が構って欲しい時以外は)猫は飼い主に構われるのを嫌がる。

人間がこの全く行動の異なる動物を共に愛するのも 人間にもこのような二面性があるからだろう。今までは犬の生活だった。これからは猫の生活になる。コロナウイルス騒動が収まっても。

ベーシックインカムの始まり

人類が生きていくのに本当に必要な事に限れば、せいぜい三割の人々が働けば済む。一部の人々だけが労働しなければ不公平というのであれば、ワークシェアすればいいけど、働くのが生きがいの人もいるから全く働かない人がいても当然になる。

人類が生きていくのに必ずしも必要ではない事をするのは道楽である。しかし、その道楽をする事こそが動物と人間の違いとも言える。その道楽者たちも生きる為にはお金が必要だから最低限の必要金額を配る。ベーシックインカムの考え方はシンプルである。

今までは財源が無いからという理由でベーシックインカムなど日本ではマトモに議論された事は無かったが、突然始まろうとしている。10万円で終わる事は無いだろう。収まる迄一年以上掛かるのだから。

何をするのかは自分で決める

今までは会社に行ってご主人様の言うことを聞いて過ごしていれば事足りた。しかし、ベーシックインカムが実現したら 何をするのかは自分で決めなければならない。何をするのか猫も自分で決めているのなら、犬よりも頭を使っているのかも知れぬ。

膨大な自由時間は産業の提供する時間潰しの様々な仕掛けだけでは吸収出来ない(金銭的にも)。結局は創造的な何かに時間を費やすのが一番だと気付く。その何かを見つけるのは偶然だったり、考え抜いた上だったり色々だろうけど、それが人生というものだろう。