旅の骨格、フライトとホテルを決める
HISのツアーで航空券とホテルと空港の送迎がセットになっているのを利用した。個別に航空券とホテルを手配するより一人1万円程割高にはなるが、旅行中のトラブルはHISの方で何とかして貰えるという安心感を買った。
関西空港とバンコクの往復にはタイ国際航空の昼の直行便を使った。他のどの便よりも高いが一番楽だと思うからそれだけの価値はある。勿論、もっとお金を出してビジネスクラスで行けば、フライト中の快適と優先チェックインでのいい気分も買えるけど、出入国時の煩わしさはエコノミーと同じだし、家からホテル迄のトータルの快適さ を考えるなら空港迄のアクセスを楽にする方がビジネスクラスよりも重要な気がする。
その意味では、ツアーに空港とホテルの送迎が付いているのをオマケのような積りだったけど、実際は特に不案内な旅行者にはとても有難いサービスだった。大荷物を抱えての公共交通の利用は通勤通学ラッシュに遭えば大変だし、タクシーは使ったことないから不安だし。それに、送迎のガイドには滞在中の注意点と必須タイ語まで教わった。
関西空港とバンコクの往復にはタイ国際航空の昼の直行便を使った。他のどの便よりも高いが一番楽だと思うからそれだけの価値はある。勿論、もっとお金を出してビジネスクラスで行けば、フライト中の快適と優先チェックインでのいい気分も買えるけど、出入国時の煩わしさはエコノミーと同じだし、家からホテル迄のトータルの快適さ を考えるなら空港迄のアクセスを楽にする方がビジネスクラスよりも重要な気がする。
その意味では、ツアーに空港とホテルの送迎が付いているのをオマケのような積りだったけど、実際は特に不案内な旅行者にはとても有難いサービスだった。大荷物を抱えての公共交通の利用は通勤通学ラッシュに遭えば大変だし、タクシーは使ったことないから不安だし。それに、送迎のガイドには滞在中の注意点と必須タイ語まで教わった。
そう言えば、娘の留学が決まった頃に知人に話したら、じゃあ一緒にタイに行きましょうと言われたけど、其の時は社交辞令だと思っていた。こちらの日程とホテルが決まったので知人に連絡したら、本当に知人家族も同じ時期に行くことになって、しかも帰りのフライトは(ウチがどの便にしたのかは連絡して無かったのに)同じ便だった。きっと、幼い息子さんや彼のお母さんも一緒だったから、私と同じ考えで最も楽な便にしたのだろう。知人家族とは娘の大学を案内した日を除いて全く別々に行動していたのに、空港のチェックインの長い列の私達のすぐ後に知人が並んだ時は本当にびっくり(同じ便に乗るから不思議はないけど)したけど、お陰で順番待ちも楽しく過ごせた。
ホテルは交通が便利で日本語が通じやすく、ウォッシュレット完備のクラウンプラザホテルにした。BTSという高架鉄道のサラデーン駅と地下鉄のシーロム駅から徒歩数分。成る程、これは便利だった。サラデーン駅前にはモールもあるし。娘の寮からも近いし。
このホテルは日本の新聞や食事も完備。しかも、日本のテレビ番組まで映る。ホテルのビュッフェには味噌汁、納豆、ご飯、漬物もちゃんとあった。それに料理の表示には英語に加えて(タイ語表示は無いのに)日本語もあるのだ。尤も、「English Bacon」の訳が「英語ベーコン」なのには笑ったけど。
セレブは日常こんな気分を味わっているのか…とは思ったが、何時も監視されているようで落ち着かないとは妻の感想。何でも他人にやって貰っていれば、自分では何にも出来ない人になってしまう。何も出来ないセレブは所詮、憧れの対象にはならないはずなのに、マスコミはやたらと持ち上げるなあ、と苦々しく思う。
私はセレブじゃないからこんな事までやって貰えるのかと驚くけど、それだけの事。セレブ生活には自分でやる事で得られるワクワク、ドキドキの体験はやってこない。能力や知識の向上もない。結局、セレブ生活は、人にやって貰うという立場になって偉くなった気分を味わうのが目的じゃないのか、と思った。
にわかセレブ体験
このホテルはサービスも完璧。少し部屋を空けていると何時の間にか水のボトルやティーバッグが補充され部屋が片付いている。フロントで1万円をバーツに両替して貰ったけど、関空で千バーツ両替したレートよりも大分良かった。それに、フロントでは水のボトルも貰えるらしい。兎に角、何でも頼めてしまうのだ。セレブは日常こんな気分を味わっているのか…とは思ったが、何時も監視されているようで落ち着かないとは妻の感想。何でも他人にやって貰っていれば、自分では何にも出来ない人になってしまう。何も出来ないセレブは所詮、憧れの対象にはならないはずなのに、マスコミはやたらと持ち上げるなあ、と苦々しく思う。
私はセレブじゃないからこんな事までやって貰えるのかと驚くけど、それだけの事。セレブ生活には自分でやる事で得られるワクワク、ドキドキの体験はやってこない。能力や知識の向上もない。結局、セレブ生活は、人にやって貰うという立場になって偉くなった気分を味わうのが目的じゃないのか、と思った。
仏教テーマパーク、ワットポー
娘に行きたい所は何処かと聞かれて、娘の大学と寮の部屋(男子禁制なので妻が訪問)さえ訪れれば十分と答えていたけど、ワットポーにも行きたいとも答えていた。仏様でも寝転がっているというのがタイらしいと気に入っていたから。
ホテルからはタクシーで向かう。ホテルの人にタクシーを呼んで貰うとピカピカの新しいタクシーがやって来た。単なる偶然か、或いは選りすぐりの車を寄越したのか。バンコクはタクシーがとても安い。二人以上ならBTSより安いと思う。但し、時間帯によっては渋滞で大変だから、そこは使い分けて。
入場料は100バーツ、水のボトルの引換券付き。王宮などに学生証だけで無料で入れた経験で娘は当然無料で入れると思っていたけど、大学の制服を着てないと駄目だと言われた。
日本の仏像は金箔が殆ど剥げ落ちているけど、タイの仏像はどれも金ピカである。絶えず補修しているらしい。古いものにも手を加えるのには抵抗がないということか。それに建物はどう見ても新しい。装飾がされているけど柱はコンクリートだろうし、天井の梁はH鋼のようだ。熱帯地方だから、木造の建物は長く持たないのでは無かろうか。
しかし、新しい施設も含めてこのワットポー全体が仏教テーマパークのように調和したデザインで作られているのは見事である。観光客の多くはこの仏様だけを見て帰るのだが、それはワットポーの一部に過ぎない。本堂や寄進された沢山の仏像や熱帯独特の鳥の鳴き声など味わう事が出来る。
その後、リバーサイドのネイビークラブというレストランで昼食。どうもタイの海軍施設らしいのだが、娘がバンコクに詳しい人に連れて行って貰った事があって、誰でも入れる穴場らしい。
帰りはチャオプラヤー川のエクスプレスボートでサパーンタクシン駅まで行ってからBTSでホテルに戻る。一日で色んな乗り物に乗って楽しかった。
ホテルからはタクシーで向かう。ホテルの人にタクシーを呼んで貰うとピカピカの新しいタクシーがやって来た。単なる偶然か、或いは選りすぐりの車を寄越したのか。バンコクはタクシーがとても安い。二人以上ならBTSより安いと思う。但し、時間帯によっては渋滞で大変だから、そこは使い分けて。
入場料は100バーツ、水のボトルの引換券付き。王宮などに学生証だけで無料で入れた経験で娘は当然無料で入れると思っていたけど、大学の制服を着てないと駄目だと言われた。
日本の仏像は金箔が殆ど剥げ落ちているけど、タイの仏像はどれも金ピカである。絶えず補修しているらしい。古いものにも手を加えるのには抵抗がないということか。それに建物はどう見ても新しい。装飾がされているけど柱はコンクリートだろうし、天井の梁はH鋼のようだ。熱帯地方だから、木造の建物は長く持たないのでは無かろうか。
しかし、新しい施設も含めてこのワットポー全体が仏教テーマパークのように調和したデザインで作られているのは見事である。観光客の多くはこの仏様だけを見て帰るのだが、それはワットポーの一部に過ぎない。本堂や寄進された沢山の仏像や熱帯独特の鳥の鳴き声など味わう事が出来る。
その後、リバーサイドのネイビークラブというレストランで昼食。どうもタイの海軍施設らしいのだが、娘がバンコクに詳しい人に連れて行って貰った事があって、誰でも入れる穴場らしい。
帰りはチャオプラヤー川のエクスプレスボートでサパーンタクシン駅まで行ってからBTSでホテルに戻る。一日で色んな乗り物に乗って楽しかった。
英語を嫌っていたはずなのに
タイ語の本は何回も図書館で借りたのにサッパリ頭に入らず、結局タイ語は空港からホテルまでの送迎でガイドが教えてくれた必須タイ語4つの内の「こんにちは」に当たる「サワッディー」と「ありがとう」に当たる「コックン」だけを覚えた。残りの2つは「幾らですか」と「まけて下さい」だから、買い物嫌いの私は結局覚えていない。
尤も丁寧形にするには、それに男性は「カップ」、女性は「カー」という決まり文句を付け加える。タイ人は英語でもこれを付け加えないと丁寧な気がしないらしく、女性客室乗務員は「Thank you カー」などと挨拶していた。
この2つの言葉を知っているだけでもタイ人との距離が縮まるような気がする。それに、「サワッディー」という言葉は「おはよう」、「こんばんわ」、「さようなら」の場面でも使えるとても便利で大事な言葉なのだ。
ホテルでは日本語で用が足りるとの事だったが、日本語担当者がいない時もあって、そんな時にちょっとした話をするにはやはり英語の出番だった。日本語では押し通せないと知るや、もう15年以上も使って無かったのに英語が自然に出てきた。こういう時は英語が実に便利なコミュニケーションツールだと感じる。
日本での英語熱に危機感を抱いていたから英語に対して素直な感情を持てなかったけど、英語はやっぱり頼りになる奴だった。英語との距離をどう取っていくのか、改めて考えようと思ったのもタイ旅行の収穫だ。そして、タイ語を知らず英語だけではタイのほんの一部しか知り得ないことも。