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2014年12月10日水曜日

我が家の男女平等

我が家は上が息子、下が娘である。男女どちらも育てて見たかったから二人目が女の子と知ってとても嬉しかった。実際、男と女の違いを観察するのは苦労も多い子育ての中で見つける楽しみの一つだった。

息子が地方大学に入学して家を離れ、家庭内の男女比のバランスが崩れた時、また改めて男女両方の子供がいる有り難みを感じた。今は娘もやはり地方大学に進学し、家庭内の男女比が元に戻って安息な日々を送っている。

とにかく、我が家は男と女のいる家族である。私は男と女のどちらが上という事はなく、それぞれの得意な分野が異なるのだと思っている。だから家事についても何もかも同じにする必要はなく、我が家は負担をなるべく平等にするという暗黙の了解でやって来た(と思う)。

かつてエンジニアとして勤めていた頃、平日の家事は妻に任せていた。しかし、休日は私も妻も家事に使える時間については対等の立場である。だから私が食事の後片付けを担当した。子育ては妻が主体だったが、出来る限り協力したつもりである。現在は全ての曜日において対等の立場なので、以下のように分担している。

妻:食事を作る。買い物。掃除。洗濯。アイロンがけ。
夫:食事の後片付け。デザートと飲み物の用意。時々の買い物の荷物持ち又は運転手。布団の上げ下ろし。風呂掃除。ごみ出し。窓の結露ふき。道具類の修理。朝のご飯炊きとお湯沸かし。

もちろん、私も食事を作ることはあるし、買い物をすることもあるが。朝のご飯炊きは、炊飯器を止めて圧力鍋でご飯を炊くことに変えようとした時にタイマーがない点で妻が躊躇していたから、私がやることにした。

食事の後片付けは調理器具も含めて全部、残り物を整理(捨てることは殆どない、冷蔵や冷凍したり少量なら私が食べることも)、食器は拭いて食器棚に戻し、流しを綺麗にし、生ごみを片付け、台拭きを洗って干すまで。二人暮らしになって手間が減ったとはいえ、一日三回やってれば合計三時間位(妻がやればもっと速いそうだが)はかかっている。

デザートは殆ど季節の果物か自家製ヨーグルトに自家製コンポート。たまにはケーキや和菓子を買ってくることもあるけど。飲み物は玉露粉の緑茶、紅茶、ほうじ茶、コーヒー(レギュラー)の順で頻度が多い。

家事以外の時間については私も妻も自由に好きな事をするのが暗黙の了解。妻には本当に自分のやりたい事を見つけて欲しかったし、その時間は十分にあげたつもりだけど、妻は結局その時間を持て余して今は生活費を稼ぐ必要もないのにパートの仕事をしている。女にはオシャベリ出来る環境が必要なのだとか。家にいてはその希望は叶わないそうだ。最もそのパートの仕事の不満もかなり。

子供達も小さい頃からお手伝いをさせてきた。布団引き。風呂掃除。ゴミ出し。布団畳み。洗濯物畳み。玄関掃除。など。お小遣いは一回10円の歩合制で、子供達は多い時には月に千円くらい稼いでいた。(高校からは歩合の他に月二千円)

息子と娘についても機会について差をつけないのが方針。習い事も学校も。幼稚園から高校まで二人共公立、大学は国立なのだが、滑り止めに私立も受けていたからこれは幸運な結果といえよう。将来も進学希望があれば叶えてやるつもりでいる。