カルロス・ゴーン氏の子育て

今月の日経新聞 「私の履歴書」 はルノーと日産の社長 カルロス・ゴーン氏が執筆している。こぶり主義が発見した 日経私の履歴書の法則によれば、文化人や創業者で無ければ仕事の話ばっかりになる、の例に漏れず、今迄ずっと仕事の話ばかりだったが、いよいよ終盤の今日になって子育ての話が出てきた。

多くの仕事人間が「子育ては妻に任せっぱなしでした」などと書いていたのとは異なり、ゴーン氏は、4人の子供達を立派に育てたようだ。
父親として、子供には自立心をどう芽生えさせるかを常に考え、接してきた。1つは経済的な自立だ。… 2つめは知的に自立すること、つまり自分で考え、学ぼうとする意欲を持つことだ。そして、3つめが精神的に自立すること。これが究極の自立かもしれない。子供たちには、無償の愛を与えるだけでなく、自身のアイデンティティーを保ち、物事を判断できるようになってほしいと思っている。
これを読んで、正に私の思っているのと同じだと思った。子供の教育とは単に学校の成績を良くして良い学校に入れるのが目的ではない。子供に良き人生を送ってもらうのが目的である。その為には … ここからは色んな意見があろうが、私は 親の引いたレールの上を走らせるのでは無く、自分の人生を自分で舵取り出来るようにするのが大切だと思っている。

それを実現するには学校や塾に教育を丸投げしていては駄目で、親が自分の思うところをまず実践し、そしてその価値観を子供たちに伝えるように努力するべきなのだ。このブログも人生の舵取りに役立つ知識を自分の子供たち(とその他の人々)に伝える積りで書いている。

ここまで書いて、精神的に自立している大人が今の日本にどれだけいるのか、と心配になる。親からの独立を果たしたとしても、会社に依存し、妻に(夫に)依存し、そういう大人を量産するのが今の学校教育システムのような気がする。