これは、文系の娘がIT関連の仕事に就く事に決まった、という事情もある。このブログの読者を含めて、IT初心者は何を勉強すれば良いのか元エンジニアとして思うところを書こうと思う。この投稿にはこの先 色んな専門用語が出て来るけど、Wikipediaを始め、検索すれば丁寧に解説してくれるサイトも多数あるので細かな説明は省く。
Unixの時代
コンピュータを使うなら、Windowsさえ使えれば良い時代はもうすぐ終わりかも知れない。その証拠に、マイクロソフトがWindows上でLinuxの動作環境を整えつつあるのだ。
かつてはコンピュータにソフトウェアをインストールして使っていたのに、今や、大抵の作業はブラウザ上で行われ、OSの違いには依存しない。そして、コンピュータはパソコンよりもスマホやタブレットの方が多く使われる時代、そのOSはiOSやAndroidであり、何れもUnix系のOSをベースとして作られた。勿論、ワークステーションやサーバーなどのプロ用途のコンピュータもUnix系のOSがベースだし、プロはUnixを好む。
事務用にはまだまだWindowsが活躍しているが、事務用でもUnixのツールは役に立つ。それで、このままではWindowsが危ないとマイクロソフトは思ったのかも知れない。
LinuxをWindows上で動かす
Linuxは、Unixがライセンス上自由に使えない事から、1991年当時フィンランドの学生だった リーナス・トーバルズがUnixのクローンとして自分でコードを書いて作ったのが始まりで、その後自由に利用出来る事から最も使われるUnix系のOSに発展したのだった。
今迄は、Windowsの入ったパソコンにLinuxをインストールする事も出来たが、その場合はどちらか一方を選択して立ち上げるしかなく、同時には使えなかった。Windows上で稼働するUnix系の環境としてCygwinというソフトものもあったが、今回のはマイクロソフト直々の機能である。LinuxもWindowsも同時に使えるのはとても魅力的だったので、早速試してみることにした。
Windowsは、Windows Creators Update というバージョンにUpdateしないと動かない。
これは、Linuxが動いている様子。Windows Creator Update はまだテスト版の為、インストールすると、右下に Insider Preview 評価コピー との表示が出ているのが分かる。又、インストール後にWindowsの機能で Windows Subsystem for Linux という項目にチェックを入れて再起動しないとLinuxは動かない。
それから、Windows StoreからUbuntuをアプリとしてインストールする。UbuntuはLinuxのディストリビューションの一つである。さて、Linuxを動かして、まずはプロパティで背景とフォントの色、フォントサイズを好みに調整し、.bashrc に設定を追加してみた。画面の表示は、 .bashrc の中身を cat で表示した最後の部分に当たる。これで、プロンプトをシンプルに $ し、bash をvi モードで動くようにした。
この .bashrc の編集には vi エディタを使ってみた。 Unixのどのシステムにも必ず入っているし、前の会社を辞めるまでは十数年使い続けたのだから使えるはずだと。
それから、Windows StoreからUbuntuをアプリとしてインストールする。UbuntuはLinuxのディストリビューションの一つである。さて、Linuxを動かして、まずはプロパティで背景とフォントの色、フォントサイズを好みに調整し、.bashrc に設定を追加してみた。画面の表示は、 .bashrc の中身を cat で表示した最後の部分に当たる。これで、プロンプトをシンプルに $ し、bash をvi モードで動くようにした。
この .bashrc の編集には vi エディタを使ってみた。 Unixのどのシステムにも必ず入っているし、前の会社を辞めるまでは十数年使い続けたのだから使えるはずだと。
vi エディタ …昔取った杵柄
ITエンジニアならUnixは使えるべきで、Unixが使える とは コマンドライン・インタフェース でシステムを使いこなせる事だと思っている。
それには、Unix のコマンドを覚えて自由に組み合わせて使えるだけでなく、テキストファイルをサクサクと編集出来ないと困るのである。そして、そのエディタとして、vi か emacs かのどちらかを使いこなせてこそITエンジニアの端くれとして認められるのである。
Unixのコマンドにしても、viのコマンドにしても随分と忘れているが、備忘録をネット上に公開してくれているサイトが幾つもあるので、何とか使えている。カーソルの移動コマンドは指が覚えていたようだ。