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2017年11月13日月曜日

自転車を買う

今までは二人暮らしで自転車が2台ある生活だったが、来春からは娘が就職を機に戻ってくる予定なので新しく自分用の自転車を買うことにした。

現状の説明

我が家の自転車はホームセンターで買ったママチャリで、2台とも内装3段変速付き前かご荷台ありフルチェーンカバーの26インチタイヤ自転車だ。以前は家族4人で4台の自転車があったが、このマンションへ引っ越しの際に古い2台を捨ててきた。

持ってきた自転車の内1台は10年以上前に買ったもの、もう1台は娘の自転車で中学生になってから買ってあげたから、それも10年位前に買ったはずだ.
しかし、両自転車共に健在で日常の足として活躍している。

娘は大学に入ってから現地で変速なしの安い自転車を買ったが、それはこちらには持ってこない予定なので、4月からは再び娘の自転車となるはず。

そうなると、平日は娘の自転車を借りて私が乗っても良いだろうが、休日など、家族一緒に出かける機会もあるだろうから自転車は家族の人数分ある方が望ましいと思っている。

ママチャリとは

ごく普通の自転車の事を俗に「ママチャリ」と呼ぶ。女性がスカートでも乗れるようにサドルの前のチューブを下げたフレームの形状をしている。しかし、今では殆ど全ての自転車が男性が使うものも含めてそうなっている。

力学的に見ればそのチューブ(トップチューブ)を下げずにまっすぐ伸ばした形状(ダイヤモンドフレームと呼ばれる)が最も丈夫だが、足を後輪の上から廻して乗る必要がある。スカートで無ければ女性でも問題無いのだが、荷台に子供椅子があれば無理。(だから普通の自転車は「ママチャリ」なのだろうか?)

このような普通の自転車でメンテナンス上一番問題になるのがチェーンの錆だ。これはフルチェーンカバーで防ぐ事が出来る。但し、フルチェーンカバーの問題点はメンテナンスが困難な事。メンテナンスフリーなのだから構わないとも言えるが、タイヤ交換する時は仇になる。
パンク修理なら問題ないが、タイヤやチューブの交換をする場合はチェーンカバーがものすごく邪魔になる。私は古い自転車で一度体験した。
チェーンの代わりにベルトを使った製品も存在して、これならチェーンの錆の問題点もフルチェーンカバーの問題点も無いので理想的だが、ベルト対応の特殊なフレームが必要でまだまだ一般的では無い。
チェーンは切ったり繋いだり長さを変えたりすることが自由だが、ベルトはそれが出来ない。すると、ベルトを通すにはフレームの方が切ったり繋いだり出来る特殊な構造にする。
そういう意味で私は普通の自転車なら変速付きのフルチェーンカバーのものが一番良いと私は思う。但し、フルチェーンカバーの場合、変速は内装式しか選べず、普及品は3段変速になる。(外装式なら普及品でも6段変速)

ママチャリの異様な進化

スポーツバイクの場合は軽いほど漕ぐのも取り回しも楽なので、高級品ほど軽い。ロードレーサーの最も軽いものは5kgを下回るという。(その代わり値段は100万円を上回る)

しかし、ママチャリの高級品は何故かとてつもなく重い。普通のママチャリは約20kgあるが、高級ママチャリはアシスト付きになっていて30kgもあるし、更に頑丈な子供椅子(背もたれと足乗せ付き)を備えているのが普通だ。

マンションの駐輪場で両側をそんなママチャリに挟まれると自転車を出すにも苦労する。気楽に乗れる点でママチャリは好きだが、予算を増やすと自分の理想から遠ざかるような製品しかないのが残念だ。

程々に高級な自転車を求む

自転車を買い足すに際して、普通のママチャリでは無く、良い部品で軽く作った自転車が欲しい。しかし、ママチャリ系では高価なものでも自分の欲しいものは無い。そこで、フルチェーンカバーの製品は無いけど、クロスバイクを買おうと思った。

そうするとお金さえ積めば、素晴らしい自転車が買えるはずだが、自転車は盗難のリスクも大きく、高過ぎる自転車だと心配も大きくなってとても気軽に使えないと思う。だから程々に高級な自転車を求める事にした。

そして、購入したのが新家工業のTJSという自転車。通販の方が安かったけど、代理店が自宅近くにあったのでそこから買うことにした。メンテナンスの事を考えるとスポーツバイク専門店から買うのが一番良いからだ。

お店に行って、オプションの泥除けも含めて注文する。来年のカタログには載って無くて近々廃番になるから割引きになっていると、泥除けはサービスして貰い、本体価格の7万円ちょいで買えた。


この自転車を選んだのは、スポーツバイクで一般的な700cというタイヤサイズよりも一回り小さい650cというタイヤを使っているので小柄な私に合っていると思ったから。丈夫で振動吸収に長けたクロモリフレームを使っているから。シートステー(後輪からサドル下に繋がるチューブ)が弓状になっていて振動吸収に役立ちそうだったから。
三角形はものすごく丈夫なので素材がクロモリでも容易には変形しないはず。シートステーが弓状であってこそたわむ事が出来る。
乗ってみると、(調整出来る限界まで上げてもらったのだが)ハンドルが低くて遠い。販売店の人には慣れて下さいと言われたけど、年寄りが無理するのは良くない。早く改造しよう。ハンドルをフラットバーからライザーバーに交換すれば改善するはずだ。

この自転車に気に入らない部分のある事は承知済みである。吟味した部品を集めて自転車を作るよりも、完成車を買って気に入らない部分を自分好みの部品に交換した方がずっと安くつくのだ。


ネットで注文して届いたライザーバー。日東B220AAFという製品で、2,779円也。幅が480mmとやや狭いが、駐輪場で横の自転車に引っかかり難い点では都合が良い。作業に必要な六角レンチはセット品を買うつもりだったが、結局はホームセンターで必要なサイズを買い足した。


取り敢えずはこんな感じ。ライザーバーと変速のシフターの相性が悪い。フラットバーに変速のシフターを取り付ければ、シフトレバーはグリップの下に位置してグリップを握ったままで変速出来るのだが、ライザーバーだとシフターは斜めになった部分に取り付けることになってシフトレバーがグリップに当たる。取り敢えず、シフトレバーがグリップの手前にくるように取り付け、グリップに当たらないようにした。

ちゃんとするには、シフターとブレーキレバーが一体の部品に交換するか、シフトレバーを強引に曲げるか、シフターをハンドルステムに取り付けるか(変速時にグリップから手を離す必要があるが、見栄え良く簡単に出来てお金もかからず)。

フラットバーに戻して、ステムの交換でハンドル位置と高さを調整するという手もあるが…まだまだ改造は続く。