我が家の携帯の歴史
我が家の携帯歴はそれ程長くない。なるべく、そのような機器は持ち歩きたくないと思ってたし、料金も高かったから。しかし、携帯電話を持つことが当たり前の世の中では、そうも言えなくなって来た。妻が必要性から最初に持つことになり、その時はAUの携帯だった。私も、緊急時の連絡手段という意味で持たされた。但し、携帯電話ではなくPHSで 登録してある3箇所にしか掛けられないという まるで糸電話のような代物だけど 月千円の格安プランにした。
それから、暫くして携帯各社の割引プランも充実してきて 糸電話と変わらない月額で普通の携帯電話を持てる時代が来た。携帯各社 ほぼ同じプランがあるが、ドコモが一番エリアが広いし バックボーンの容量も大きくて通信の安定性も期待出来そうだった。
そこで、夫婦でドコモの携帯を持つことにした。家族割と家族内通話が無料という特典があり、タイプSSバリュー という一番安いプランで月千円の無料通話分が付く。しかし、メールも要るから iモード月額使用料と 青天井のデータ通信料が怖いのでパケホーダイと 加えて携帯補償サービスにも入ったから 結局は一人約2千円になった。
それからまた暫くして、今度はタイプシンプルバリューというプランが出来た。これは無料通話分が付かない代わりに月額が安く、しかもメールし放題という特典がある。今迄も家族間のメールは無料だったが、このプランでは 誰にでも そして誰からでも のメールは 例え巨大な添付ファイルが付いていても無料なのである。それに加えてパケホーダイシンプルというプランが適用されて、有料のデータ通信が無ければ パケホーダイの最低月額料金が掛からないけどデータ通信料は上限額までしか掛からない。
他人に携帯から電話を掛けることも殆どなかったし、無料通話分は家族で分け合えるから 私だけその新しいプランに変更した。その時、学割プランというものも新たにできていて、私は放送大学の学生なので学割の値段にして貰えた。これで私の月額料金は(iモード月額料金と携帯補償サービスも加えて)約千円になった。
それからまた暫くして娘が高校生になった。電車通学するので緊急連絡用に携帯電話を持たせた。タイプシンプルバリューの学割で、私と同じ月額。JRは人身事故等でしょっちゅう止まったから随分と役立った。
息子は大学に入るまで携帯電話は持たなかった。しかし、地方の大学に進学することになり、家族間の連絡手段として携帯電話を持たせた。この頃、学割はとうとう月額基本料が0円となるまでに至った。これで家族4人全部合わせても月額4千円台に納まった。
子供達には携帯の月額料金は家族間の連絡網としてその維持費を私が持つけど、電話代とデータ通信料金の従量料金は仕送りから天引きすると言い渡してある。実際は電話は必要があって掛けるのが大半だから徴収してないけど、データ通信料は天引きして無駄に使わないように戒めてきた。ネットに繋ぐ必要があるならパソコンを使うようにと。
子供達のLINE事情
そういう訳で、現在も家族4人とも未だにガラケーを使っている。私の携帯は一度壊れて 携帯補償サービスを利用して 中古品(但し、最新機種でボディと電池は新品の部品になってる)に変更されているけど。
しかし、世の中は急速にスマホ化された。その理由は何と言ってもLINEの普及だ。今やLINE無しでは学生は仲間付き合い出来ない。娘が高校に入った頃はまだスマホは少数派だったが、高校を卒業する頃にはガラケーの方が少数派になっていた。
そこで娘は大学に進学する際にSIMフリーのスマホも持つことにした。ガラケーとの2台持ちである。格安SIMの月額千円は仕送りから天引き、スマホ代も2年ローンで仕送りから天引き。そして、パソコンはスマホからテザリングでインターネットへ接続と。
一方、息子もLINEが必要になったが携帯電話でLINEをしていた。それで、大学入学当初のようにデータ通信料金の上限額まで達することは無いけど 毎月それなりの料金は掛かる。
3年生になってから寮(月1,500円でインターネットに接続出来た)を出てアパート暮らしを始めて部屋にADSLを引いたけど、あれこれ調べずに引越し屋に言われるまま頼んだのが随分と高いプランで月に6千円もしていた。
それで、息子から相談されたので 娘のやり方を推薦したけど、既にネット廃人に変わり果てた息子はデータ量の制限がムリらしく、結局インターネットはWiMAX、そしてスマホの代わりにSIMフリーのタブレットを買った と後で聞いた。現在ではスマホのSIMも解約してWiMAXの本体をタブレットと共に持ち歩くようにしているらしい。固定電話を引かないネット廃人としては一番妥当な選択と言えよう。
このように我が家では 息子も娘もネット接続料やIT機器(パソコンも含めて)の購入代金は本人が支払うようにしている。これも 二人共 大学生になってから本格的に情報機器を扱うようになったから出来る事で、今ならもっと早くからスマホ等を持たせざるを得ないかと思うと、これからの子育ては大変だなと思う。
携帯月額を引き下げる
所で、長らく4千円台だった我が家の携帯料金が近頃上がってきたのは何故か。息子が大学に入った当初は無駄にデータ通信して上限額にしばしば達していたので値上がったが、指導の結果また4千円台に戻り、その後 携帯LINEを始めてから少々上がったものの息子がタブレットを使い出してデータ通信料はほぼ無くなった。
しかし、学割プランが時効になって通常の料金になって来たからまた上がってきたのだ。そうすると、妻が約2千円、後の3人が約1,500円で合計6,500円程のはず。所がそれより高い。原因の一つがネット廃人が契約したdTVの月額500円。もちろんこれは仕送りから天引きすることに。
しかし、先月の請求は8,500円程。千円以上高い。どうせ息子が無駄にデータ通信したせいだろう、と思いながら調べてみたら、妻のデータ通信料だった。あれっ、先月データ通信何かした? って聞いてみたら何もしてないとの返事。だけど、思い当たる事が一つ。妻の友人から写真付きのメールがあったのだ。
ああ、きっとそれに違いない。写真一枚で千円。家族間のメールなら写真付きでも無料だけど、妻のプランなら他人とのメールの送受にデータ通信料が掛かるのだった。スマホを使っていれば、データ通信料はどうせ上限に貼り付いているからそんなこと気にもしないけど、我が家はデータ通信料ゼロが原則。
そこで、妻のプランも今月からタイプシンプルバリューに変更した。これでもうデータ通信料がかかることは無いはず。電話を掛けなきゃ 4人分で月額6千円とネット廃人用dTVの500円。
データ通信しない工夫
勿論、Webの閲覧等は携帯を使わずパソコンなりタブレットにする。親世帯でも家の中ではADSLで、外ではモバイルルーターでインターネットに接続出来るのだ。
しかし、携帯メールを使った認証の仕組みで メールを開くとそこにネットのアドレスが書かれていることが時々ある。それをクリックすると データ通信することになる。それで何円か程度なら気にしないんだけど、何百円にもなるのだったら嫌だから、自分のGmailアドレスに転送する。メールし放題プランだから その時データ通信料は掛からない。それをパソコンから開けば携帯の(有料)データ通信の出番は無い。
しかし、考えてみれば 今使っているドコモのプランは随分と太っ腹なプランである。添付ファイルがどんなに大きくてもメールは無料。家族間通話が無料なのも。その無料通話分は 月に何万円にも相当する金額だった(娘の長電話)…今は留学中で使ってないけど。ドコモよ有難う。