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もう普通の牛乳は買わない

我が家で牛乳を飲む派は私だけだった。飲むとは言っても温めた牛乳をコーヒーに入れて飲む場合が殆どだが、私以外の家族は豆乳を飲む派なのだった。

しかし、私も牛乳を飲むとお腹の調子が良くないようになって来た。調べた所によると、その原因は牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素が不足しているらしい。この酵素は赤ちゃんの頃は誰でも豊富に持っているが、母乳を必要としなくなるまで育つと無くなるのが哺乳類の自然の姿らしい。人類も同様だが、遺伝子の異常によって成人になってもその酵素が減らない集団が誕生した。

しかし、酪農を営んで来なかった日本人の多くはこの酵素が不足する。若い頃は牛乳を飲んでも大丈夫だった私も、もう止める歳だろう。

しかし、牛乳は栄養豊富である。カルシウムは豆乳の7倍も含まれている。そこで、乳糖を分解した乳飲料というものが売られている。雪印のアカディである。

以前は赤いパッケージで売られていて美味しいとの評価だったが、今は黄緑色のパッケージで売られていて味が落ちたらしい。飲んでみると確かに水っぽい。成分表示は無脂乳固形分7%、乳脂肪分2.2%となっている。これは成分調整牛乳として売られているあっさりした牛乳を更に水で2割り増しにした数字であるから、水っぽいのも道理である。

しかし、乳糖を分解して8割も減らしたという点は評価してやろう。これからコーヒーに入れるのはアカディにする。あんまり美味しくないけど。

それから、今迄買ってきた牛乳の半分以上はヨーグルトの原料にしていた。ヨーグルトにすると乳酸菌が乳糖を分解してくれるからお腹に優しいと言われるが、実は3割程度しか分解されていないらしい。しかし、乳糖分解酵素もヨーグルトに含まれるからその程度でも良いという。

だが、問題はヨーグルトを作るために普通の牛乳を買ってくる事だ。アカディも買うから冷蔵庫のポケットに入りきらない。それで、もう普通の牛乳は買わない事にする。ヨーグルトは豆乳とアカディで作る。

それで、原料を豆乳が2でアカディが1の割合にしてヨーグルトを作ってみた。豆乳は成分無調整のオーガニック豆乳という製品でイオン系列の店で売っている。作り方は、市販の R-1 ヨーグルトから何十回も牛乳で作ってきたヨーグルトを種に、原料以外は牛乳の時と全く同じ様なやり方にして。

出来上がりはやや硬い印象。まるで卵豆腐みたい。豆乳のやや青臭い所も残るけど、上出来だろう。食感は豆腐に似ている。酸味は牛乳で作った時よりも強い。今迄のヨーグルトの食べ方ではなく、きな粉とか黒蜜とかの和風の方が合いそう。これからもこれで作って見よう。

アカディを加えたのは豆乳の弱点のカルシウムを補う為である。水っぽいアカディではあるが、カルシウムの量は成分無調整牛乳よりも寧ろ多い。パッケージには200ml中にカルシウム 247mg 含まれると書いてある。成分無調整牛乳のそれは 227mg である。そうすると、我が家の豆乳ヨーグルトのカルシウム量は成分無調整牛乳で作ったものの半分弱という計算だが、豆乳だけで作ったものの3倍強になる。

こんな市販されていない我が家だけのヨーグルトを作れるのも手作りの楽しさだろう。