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ミニマリスト流行り

ミニマリストが流行っている。ブログを始めた頃は気が付かなかったけど。

しかし、流行り物と言うだけで不要な物を買い込むのと、流行りだからと言って持ち物を極端に減らして持ち物の少なさを自慢するのと、結局は同じ様な気がする。ミニマリスト本を書いている人の多くが少し前まで物を持ち過ぎてました、と告白しているのだ。要らないと思った物を片っ端から捨てれば取り敢えずのミニマリストが誕生する。しかし、その余りにも物が少ない殺風景な空間は、ダイエットに励んで骨と皮になってしまった哀れな姿と重なる。

ミニマリストには流行という言葉は相応しくない。自分と持ち物の関係を見つめ、不要なものを削ぎ落とした結果としての称号こそがミニマリストでは無いのか。とは言え、物を持たない程オシャレ、という風潮が流行るのはこぶり主義者の私にとっても歓迎である。何故って、事業家達がミニマリスト向けに商品開発してくれるだろうから。

ミニマリストは物を買わないのではない。持ち物を吟味するからこそ、良い物を必要なだけ持ちたい、と言う気持ちが強いのだ。しかし、現状は家電製品でも車でも家でも良質なものは不必要に大きい物ばかりだ。

例えば、冷蔵庫をもっと小さいモノに買い換えようと調べてみた時のこと。冷蔵庫の品質はその静粛性と消費電力で決まると個人的には思っているが、500リットル以上の大型冷蔵庫が最も消費電力が小さくて、欲しいと思っているその1/3の容量の冷蔵庫の消費電力は大型冷蔵庫の2倍以上になる。

同じ品質なら冷蔵庫の消費電力はその表面積に比例するものと考える。容量が1/3なら表面積は約1/2なのだから、容量が1/3の小型冷蔵庫なら その消費電力は大型冷蔵庫の1/2にまでに小さく出来るはずだ。しかし、市販の小型冷蔵庫の消費電力は大型冷蔵庫の2倍。つまり、小型冷蔵庫ではコストを掛けた物の4倍も消費電力が多いような安物しか今の日本では売ってない訳だ。
コラム: 容量と表面積の関係を単純に立方体で考えて、中学数学で把握してみる。1辺の長さが1の立方体Aに対して、辺の長さが1/√2の立方体Bを考える。すると、表面積は辺の長さの2乗に比例するからBの表面積はAの1/2になる。そして体積は辺の長さの3乗に比例するからBの体積(容量)はAの1/2掛ける1/√2の大きさ。それは正確には√2/4になるけど、数値では約0.35となって1/3にかなり近い値となる。
車も同様。車はメーカーの宣伝によって大きくて重い程高級な物とされる。そして、大き過ぎて乗り難いにもかかわらず宣伝を真に受ける消費者が喜んで買っている。しかし、私は小さくて軽い車が欲しい。勿論、それは売ってるけど、現実には一番軽い車の定価が一番安かったりする。安いだけあって、静粛性が悪かったり装備が貧弱だったり。

賃貸住宅もそう。小さい住宅はあるけど、設備が悪かったり、玄関廊下トイレ洗面所キッチン収納まで全般的に小さくなったりして使い難い。一方、高品質の住宅は不必要に大きなリビングだったり部屋数が多すぎたりして無駄に広い。

私は、値段が高くても小さくて良質なものを求めている人々が増えている現実に事業家の方々が早く気付いて商品化して欲しいと願っている。