このブログを検索

2016年3月9日水曜日

マイナンバーカードがやって来た

公的個人認証サービスを使いたいから、マイナンバーの通知カードが届いてすぐに交付の申し込みをしていたら先週末に用意が出来たとの書類が届いた。

もう、今年の申告は紙で提出していたから急ぐ事も無かったが、忘れない内にやっておきたかったし、住基カードも早く返却してスッキリしたかった。

交付はネットで予約し、その時間に市役所の特設会場へ出向いて受け取る手はずらしい。その中で最も早い月曜日に予約した。それから、4桁数字の暗証番号と6桁以上16桁以内の英数字の暗証番号を事前に考えて来ることになっていた。個人番号通知カードと返却する住基カードを持参して。それから身分証明書も。

私は、4桁数字の暗証番号には、キャッシュカード用とその他用の2種類の暗証番号を使っている。だから、マイナンバーカードにはその他用を使う。

その他用は私が数学的に決めた数字で独身の頃からずっと使っていた。そして、結婚して新住所で銀行口座を作る際に妻にやって貰った(その当時は本人確認しない)際に、キャッシュカードの暗証番号は妻が決めたのだった。キャッシュカードは夫婦で使う事もあったから、その後、その他の銀行口座の暗証番号もそれに揃えておくことにした。

一方、英数字の暗証番号は自分で付け方のルールがあって、それで色んなログインパスワードに使っている。そのルールと言うのは、実はログインするサイトから容易に連想出来る英数文字列を暗号化するやり方だが、その同じルールを使うだけで、パスワードとしては全部異なるし、必ず英文字と数字が混ざるようになる。

これ以上そのルールの詳細は書けない(詳しく書いて自慢したい所だが)けど、意外と単純な演算操作によって暗号化するので、頭の中で暗号化しながらパスワードを入力出来る。だから、その連想する文字列だけ記憶していればパスワードのメモも要らないので便利だし、暗号化したパスワードからは元の英文字列が何だったのかは一見分からない。

但し、定期的にパスワードの変更を要求するサイトや、パスワード文字数制限が小さすぎるサイトや、パスワードに特殊記号が含まれる事を要求するサイトなどではそのままでは使えない。それでも、このルールを元にアレンジする方が容易にパスワードを作れると思う。

だから、この投稿を読んだ読者の方も、独自のパスワードのルールを作るのが良いと思う。現代人には多数のパスワードを使わねばならぬ宿命があるけど、その場しのぎでパスワードを作るのも、全く同じパスワードを使い回すのも問題があるから。

今回のマイナンバーカードでもそのルールで作った暗証番号を携えて会場に夫婦で行った。そうすると、会場で手順の説明のビデオを写していたが、英文字には大文字しか使えないとの事。私のルールでは英文字は小文字になるんだけど。何でそんな制約が必要なのかと思っていたら、暗証番号は自身の手でタッチパネルで設定するというのがその理由らしい。タッチパネルには数字と英大文字しか無かったから。

仕方がないので、考えてきた暗証番号の内、英小文字の部分は英大文字に変えて登録した。英大文字なんてキーボードで入力する時にシフトキーを押さないといけないから面倒くさい。がっかりしていたが、帰宅して貰った説明書を良く読むと、暗証番号は自分で変更出来るらしい。なーんだ。

それで、今日、実際に暗証番号を変更してみた。必要なのはパソコン、ICカードリーダライタ、クライアントソフト。ソフトは、(総務省のサイトから辿って行って)公的個人認証サービスのサイトからダウンロードした。

そして、マイナンバーカードをICカードリーダライタに差し込みパスワード変更ソフトを起動。旧パスワードはマイナンバーカードの交付会場で登録したものを入力、やっぱりシフトキーを押すのは面倒くさい。そして、新パスワードはいつものルールで作った英小文字の入ったものを2回入力。無事にパスワードは変更される。

やっぱり、システムとしては英大文字に限定なんて制限は無し。
追記: この投稿を書いた後に暗証番号について調べたら、大文字と小文字の区别はありません、と書かれてある自治体のサイトがあった。それで実際に暗証番号を大文字と小文字を入れ換えて入力してみたら確かに区别されずにどちらでも認証された。つまり、暗証番号を変更する必要はなかったのだった。