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2016年3月29日火曜日

予約嫌いの悩み

家の近所にはお手頃な価格で上質なランチを提供しているお店が多数ある。引っ越して良かったと思う理由の一つだ。今回、結婚記念日という事で私達夫婦と帰省中の娘の3人でそれらのお店でランチを楽しむ事にした。

その日フレンチビストロは定休日だから、イタリアンにしよう。念の為に予約の電話を入れると満席との事。もう一つのイタリアンの店もカウンター席しか空いてないけど、と言われて奥様に確認したけど断る事に。

こうなったら、予約なしでいいや。駅ビルの中のレストランに行こう。そう言えば、よく行く八百屋の隣に気になる和食の店があったな。そこに行ってみて駄目だったら駅ビルの方に行くか。

という会話があって、その結婚記念日に和食の店を訪れる。予約なしの場合は早めに行くのがコツ。幸い空いてたけど、残りの席は予約で埋まっていたらしい。その後に予約なしで訪れた人は断られていた。

そのお店は最高の接客、ゆったりした空間、美味しい料理、お手頃な価格、とあって我々は非常に満足した。帰り際に鰹節の佃煮をお土産に貰う。お店がしっかりと出汁を取っている証拠だ。また近所のお気に入りの店が増えた。

しかし、お気に入りの店はどこも予約なしで気軽に行けないのが残念だ。人気があり過ぎるのだから仕方が無いけど。実は、私は予約嫌い。何故なら、その日の気分や体調で何を食べるか、何処に行きたいか決めたいではないか。それに、予約したらその日その時間にそのお店に行くという約束をする事だ。それを守る義務が生じるのも嫌なのだ。

で、今回も予約したのは記念日の前日だったから、断られても仕方ないのだった。一方の妻は予約好き。予定を決めないと落ち着かないたちである。確かに旅行など予約なしでは難しい。エアチケットなど正規の運賃は予約の運賃の何倍もしたりするし。それでも、私は予約なしの旅に憧れる。予想外の偶然が生むドラマを味わいたい。