さて、クレジットカードで海外キャッシングする時に問題になるのは利用時から返済日までの金利だったが、デビットカードならこの金利は発生しないのでは、と思って調べてみた。
本題に入る前に、クレジットとデビットとは何かご存知か?
クレジットカードのクレジットを信用と説明する人がいる。確かにクレジットカードは信用がある人に対して発行される。しかし、そのクレジットの意味を信用と訳すとデビットの説明に困る。
だから、それは簿記の用語で、クレジットは貸方(credit)であり、同じくデビットは借方(debit)である。
簿記では借金は貸方科目であり、預金は借方科目になるから、クレジットカードは借金で決済するカードであり、デビットカードは預金で決済するカードを意味する。
ところで、更に本題から外れるが、私が簿記を勉強した頃、預金なのに借方、借金なのに貸方という語感に違和感を覚えた。これをマトモに説明する簿記の教科書を見たことはないが、その後の私の理解ではこうだ。
まず、簿記とは会社が作る、出資者に対する報告書の詳細説明なのだ。だから、簿記も出資者の観点から記載される。そこでは資産を会社側とその他に分けて記載する。その中で、その他側を貸方と呼び、会社側を借方と呼ぶことにした。だから、会社の借金は貸方の資産であり、会社の預金は借方の資産である。
話は元に戻るが、デビットカードなら確かに金利は発生しない。しかし、手数料が高いのだ。
- JCBクレジットカードのキャッシングなら、基準レートに手数料は上乗せされない(ショッピングの場合は1.6%上乗せ)。
- 三菱東京UFJ・VISAデビットカードなら、基準レートに手数料として3.0%が上乗せされる。
それから以前の投稿で家族カードを使ってATMで繰り上げ返済する可能性を書いたが、JCBの場合、ATMで繰り上げ返済出来るのは国内キャッシングだけで、海外キャッシングは振り込みで繰り上げ返済する必要があるらしいと分かった。その理由はJCBの場合、海外キャッシングはリボ払いの選択がないからだと推測する。