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2015年5月30日土曜日

賃貸でも諦めないで住環境改善

新居はやっぱり賃貸を選んだ。しかし、これ迄は理想の家を建てるまでのつなぎとして賃貸に住んでいたのが、今回は理想のすみかとしてこの場所、この建物を選んだつもりだ。

今迄の理想のすみかは、こだわりの設計の一戸建てを新築すること。しかし、そんな考えも実は建築業界の意向に踊らされているような気がしてきた。それに、私は凝り性なものだから、理想の家の設計が完成するのが早いか、年老いてもうそこには住めなくなってしまうのが早いか分からない位だ。それは大袈裟かもしれないけど、残りの人生が住宅設計に縛られてしまうに違いない。そして、年老い体が不自由になった時、そんなこだわりの一戸建てよりもエレベーター付きのマンションの方が住みやすいに決まっている。

では、マンションを買うべきか。買えば内装で気に入らない所があっても変えることが出来る。しかし、私は区分所有という制度を信じない。大半のマンションがいずれ適切に管理されないまま廃墟になっていく運命だと思っている。それとも管理組合の理事に任命されて苦労するか。何れにせよ、将来の不安を抱えたり、要らぬ苦労を背負う可能性が高いと言えよう。

やはり、共同住宅はしっかりした大家さんが管理する賃貸の物件が一番良い。しっかりした大家さんと言えばUR賃貸がまず頭に浮かぶ。しかし、UR賃貸では法人登記することが出来ないのだ。そんな事を考えていて長らく現状維持が続いていたのだが、いざ探してみればあったのだ。しっかりした大家さんで、しっかりした建物で、立地も申し分なく、法人登記しても良いという物件が。

法人登記のことは物件を決める際に不動産屋から大家さんに確認してもらって了承を得た。賃貸借契約書には、契約解除の条件として「住宅の全部又は一部を居住の用途以外の目的に使用したとき。」と書いてあるが、居住者以外の社員や業者が出入りするような事がない限り法人登記しても問題ないらしい。

そして、ここを仮住まいではなく、終の棲家にしよう、その為に知恵もお金もかけて住み心地を良くしていこうと思っている。賃貸物件を舞台にしたそんなアイデアをブログで公開出来たなら、独りよがりのこだわり住宅の設計よりもよっぽど社会の役に立つだろう。