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こぶり主義の英語学習

グロービッシュという考えも、こぶり主義に通じるものがあると最近気付いた。良い物を少な目にの精神を英語に置き換えれば、即ち自分が使える英語の語彙を少数精鋭にすること。語彙をあやふやなまま増やすよりも少数の重要単語を徹底的に使えるようにする方が良いのではないか。

私は最近の日本の英語学習熱、特に小学生にまで教えようとする国の方針に対して大いに危惧を抱いている。今日はそれに関して面白い本を読んだ。

「日本人の9割に英語はいらない」 成毛 眞著 祥伝社 2011年9月

副題は 英語業界のカモになるな! である。そう、英語学習熱を煽っているのは英語教育産業である。国民の大半がそれに洗脳されているものだから、政治家もそれに加担する。優秀な文部官僚は小学生に英語を教えるのは無駄だと十分分かっていると思うけど、失業覚悟で上からの命令に反対する気など無いから粛々とその準備を進める、という図式だと思っている。

この本の、日本人の9割に英語は必要ない、という主張には賛同出来るんだけど、その人達が英語を勉強するのは無駄である、とは思わない。日本の国語教育は文法と論理を鍛えてくれないけど、英文法を勉強し言語の表現法や考え方の差異を体験することで国語教育の欠陥が何とか補なわれているのではないか。

だから、学校教育では英会話なぞ要らない。徹底的に英文法をやって欲しい。そうすれば辞書を使ってでも英文の読み書きは出来るようになるだろう。

但し、英単語の正しい発音も併せて覚えておきたい。英会話が必要になった時に慌てて勉強して何とかなるから。私は語学学習に安易な抜け道があるとは決して思わないが、それらの基礎があればこそ一日で喋れるようになる、という事も可能だと思う。

残念ながら、私が受けた英語教育ではまともに英文法は教わらなかった。5文型も動名詞と不定詞の違いも社会人になってから自分で勉強して学んだ。英単語の正しい発音も指導されてなかった。つい最近まで done は「ドーン」だと思っていた。「ダン」が正しいなんて教えてくれなかった。

私が英語教育で要求されたのはひたすら暗記、暗記、暗記、私が一番キライな暗記。英語の成績が最低だった事は言うまでも無い。

今では若い頃の記憶力など全く残っていない。何かを覚える事が出来るとしたら、それは印象に残る何か特別な発見があった時。その為には英語と比較して仏語やラテン語や独語も学ぶのが一番だと思っている。英語だけ勉強してもドンドン忘れていくけど、それが複数の言語と絡みあうと記憶から抜け落ちにくくなるようだ。

そんなことを繰り返して、私は今迄数多くの面白い発見をしてきた。それらをこのブログで発表していこうと思っている。