家賃が高いことにも、そんな自慢する要素があることは否定しない。だけど、私が言う価値って快適な環境を守るために必要な事。同じ様な事は飛行機のファーストクラスやホテルでのバイキングでも言えるんじゃないか。そんな空間は大声で騒ぐ連中が押し寄せたら台無しだ。高い料金にしたらそういう事態は皆無って事にはならないけど、快適になる可能性はずっと高まると思う。
今回の引っ越しで、家賃は今の1.5倍になった。賃貸専用のマンションで間取りは色々あっても面積も家賃も多分全部同じという物件。管理が行き届きロビーには花が飾ってある。管理人さんが常駐。広さは今の住居より8畳分位増えている。リビングが4畳半位広くって、残りは収納の充実やあちこちが少しづつ広い。坂なし。最寄り駅まで10分から2分へ短縮。エレベーター有り、7階建ての4階。同じ県だけど、こっちは関西地区で住みたいエリアの上位だし。
結局、一番最初に見せてもらった部屋を選んだ。Webに載っていた7階の物件と同じ間取り。不動産屋からそのマンションへ向かう途中、去年に大規模補修を終えてますと聞いてまず好感。玄関は賃貸住宅とは思えない高級感が漂う。
まず、4階の部屋を参考までに見学。管理人さんが上の階の住人はお一人でお住まいだし、静かですよと言っていた。妻は部屋がカビ臭くないのに満足してた。次に7階の物件を見せてもらったが、Webに載っていた物件は既に埋まっているようだった。見たのは3LDKから和室が減って納戸が増えた2LDKの物件。妻はこれでも良いと言ったけど、私は和室がないのが気に入らないし、遠くの高速道路から聞こえてくる騒音も4階よりは大きそうだった。それに高い階は落ち着かない。
不動産屋へ戻る途中、いい物件のキャンセルが出たと連絡が入り、ついでにそこも見に行くことになった。大規模開発の新築マンションの分譲貸し。最新の設備はまるでホテルのよう。窓は全部ペアガラス。未入居の状態で、こんなチャンスは二度とない、とすっかり舞い上がって申し込んだ。
自家用法人の登記をしたいという希望を伝え、年収はJCBのキャッシング枠申請の時に書いた額を覚えていたのでサラッと書く。えっ、勤務先の売上高(ゼロ!)も書くの? ご心配要りません、私は毎年安定して配当を貰ってますから。会社の設立って何時だったっけ? そうそう、保険証持ってたよね。資格取得年月日が設立日だから。不動産屋が保険も入ってるんですかって感心してた。それが目的で会社を作ったんですが。
しかし、妻から新築の匂いで気持ち悪くなったし電車の音がうるさいと言われ(何で申し込みの前にちゃんと反対してくれなかった?)、翌朝撤回して例の4階の物件にして貰った。
入居前審査で必要と言われ、連帯保証人になってもらった義父と自分の年収の証明書をファックスする。自分のは証券会社の年間取引報告書と自作の源泉徴収票、義父のはファックスで送ってもらった住民税決定通知書を(更に!)ファックスする。数日後、無事に審査に通ったとの連絡が不動産屋から入った。カード会社の審査とは違って配当金も収入と認定されたらしい。
さあこれから引っ越しまで一ヶ月足らず、しっかり断捨離して快適な暮らしを手に入れようと思う。しかし、法人の引っ越しも同時にするから大変だ。