投資界の天動説と地動説

短期投資家と長期投資家の心構えの違いを比喩的に表現してみた。

(日本の)短期投資家は、円の資金を金融商品に投資して、投資している間は絶えず相場を気にして、投資資金を円に戻して、儲けや損の金額が確定してやっと落ち着く。

それは金融商品の相場は天空を駆け巡る星たちのように絶えず変動し、一方、円の価値は大地のように不変である、つまり天動説を信じる人達である。

一方、長期投資家は、多額の円の資金を持っていると落ち着かない。株や他の通貨や外国株や金などに資金を分散させてこそ安心する。

円の価値は不変にあらず。円もまた他の金融商品と同様絶えず相場が変動しているのである。そういう投資界の地動説を信じる人達にとっては、投資を続けている状態こそが通常なのだ。

あのリーマン・ショックで金を除く(純金積立やってて良かった)手持ちの投資残高が急速に減っていった時、このままゼロまで突き進んでいるかの如く感じたけど、いや、円での評価額が下がっただけで、別に価値がなくなった訳じゃない、何なら外国で暮らせばいい、と思い直して冷静さを取り戻す事が出来た。

今から思えば、その時、円の価値が異常に上がっていた訳で、手持ちの円が上がったと喜んでいても良かった位だ。